Boomerang X

最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」です。

今回は2021年7月8日にDANG! / Devolver Digitalより、PC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けにリリースされた『Boomerang X』の爆速プレイレポをお届けします。


『Boomerang X』とは
本作は、未知の古代遺跡が眠る孤島を舞台に、遺跡に残された神秘のブーメランを操り、異世界から現れる軍勢に挑むアリーナスタイルのFPSです。プレイヤーの武器は、投げた方向にプレイヤーを引き寄せる不思議な力を秘めたブーメランただひとつ。


高低差のあるマップを縦横無尽に舞い、敵を切り裂くスピーディなアクションが特徴です。チャージ中は時の流れが遅くなるので敵を狙いやすく、状況把握も容易になり、コンボを決めれば特殊攻撃も発動可能とシンプルアクションで爽快なバトルが楽しめます。ステージはチュートリアル兼ストーリーパートと、アリーナスタイルのバトルパートで構成され、特定の敵を一定数倒すと次のステージへと進みます。

操作はキーボード向け、ゲームパッド向けに調整でき、ジャイロ操作にも対応。なお、本プレイレポートの執筆にあたってはマウスとキーボードでプレイしています。


1周目はチュートリアル、2週目から本気出す
本作は、それぞれのアクションを段階的に身に付けられるステージ構成になっており、チュートリアル兼ストーリーパートと、アリーナスタイルのバトルパートで段階的に操作を覚えられます。また、ストーリーは序盤に出会うムカデの「テーパン」によって語られ、世界観を少しずつ知ることができます。



冒頭、嵐に導かれ古代遺跡が眠るエンタッカ島に流れ着いたプレイヤーは、遺跡の入り口でアンビル(鉄床)に突き刺さったブーメランを入手。遺跡の石版に書かれた案内に導かれチュートリアルがはじまります。



まずは基本動作の「投げ」と「チャージ(飛距離が伸びる)」を修得してバトルパートへ。

戦いの場となるアリーナに入ると、ピンク色のクリスタルが出現し、それを破壊するとバトルスタートです。バトル開始時は、敵が再出現するウェーブ数と、ターゲットの数が表示されます。




ターゲットの敵には、黄色いマークが頭上に表示され、指定のターゲットを倒せばウェーブクリア。全滅させる必要はありません。

ブーメランは弧を描くことなく、照準に向かって真っ直ぐ飛んで返ってくるので、銃などを利用する通常のFPSと同じ感覚でプレイできます。ブーメランは敵を貫通するので、投げた先に敵がいれば一度に倒せます。最初の敵である大きなハエの様な敵を倒しウェーブを終えると、次のチュートリアルへ。ブーメランを瞬時に手元に戻す操作を覚え、同様にバトルをクリアし先へ進むと、底が見えない下穴へ落ちていきます。



すると、壁面に弦が並ぶドーム状の異空間へワープ。目の前に光の渦が現れ、その光が導く弦を鳴らすと新たなスキル「スリングショット」が使用可能になります。


本作は、この様にチュートリアルパート、アリーナパートが交互繋がったステージ構成となっています。周回プレイを基本として作られているためか、クリアまでのボリュームとしては2〜3時間と短い作りで、全てを修得した2週目からが本番です!

縦横無尽のスタイリッシュアクション
本作の主人公は、地に足をつけての移動速度がジャンプよりも遅く、移動速度を上げたい場合は必然的にジャンプ又はブーメランが飛んだ位置にプレイヤーを引き寄せるスキル「スリングショット」を使った移動がメインとなります。なによりスリングショットを覚えた後は、空中戦の虜になること間違いなし!


スリングショットは、攻撃ボタンを押しブーメランを投げ、再度同じ攻撃ボタンを押すと発動します。連打すれば、空中を飛び回ることができ、使用回数に制限はないので飛び続けられます。ただし慣れない内は、敵の懐に飛び込んで痛い目に遭うこともこともしばしば。


ブーメランが手から離れている際に、攻撃ボタンを押すとブーメランが飛んでいる位置に向かって引き寄せられるので、それを回避するには「即座に手元に戻す」か「空中停止」でブレーキをかける必要があります。ブーメランが壁に反射し背後に飛んでいったあとに、スリングショットを発動させると後ろへ引き寄せられるので、よりトリッキーな動きに。


ほかにも、チャージ中に時の流れを3秒程度遅くできる「フラックス」を組合わせれば、容易に敵の急所を狙ったり、状況を把握するのに役立ちます。強敵は体の何処かにある、赤いクリスタルを破壊しないと倒せないため、スリングショットとフラックスの組合わせは必須アクション。慣れればテンポよく敵を撃破でき、スタイリッシュアクションをキメられます。

また、一度の攻撃で敵を2体以上倒すと特殊攻撃も発動可能になりさらにアクションの幅は広がります。ショットガンのように広範囲にダメージを与える特殊攻撃などいくつかあり、各スキルはゲームの進行によって開放されていきます。

広範囲にダメージを与えるスキャッターショット

舞台となる遺跡には、木々が生い茂るステージや百熱のマグマが流れ落ちるステージなど環境は様々。バトルパートは、アリーナなので閉鎖空間ですが、高低差のあるマップが多く閉塞感のない空中戦が楽しめます。


縛りプレイで一層スリルに!
プレイヤーの初期体力は、一度敵に触れるだけで倒される弱さ。ステージをクリアする度に設置されているシールドの祭壇に触れることで、攻撃や接触から1度だけ守ってくれるシールドを増やしていけます。



失ったシールドは、アリーナに点在しているヒールプラットフォームに一定時間接触すれば1つ回復します。ただし、使用できる回数はプラットフォーム1つにつき1度だけ。可能な限りダメージを受けずに、後半のウェーブに取っておく方がクリアしやすくなることでしょう。なお、アリーナ入室時にシールドが減っている場合は、バトル開始前に自動的に全回復してくれる親切設計です。


操作に慣れてくると、後半になるにつれ簡単に感じてくるプレイヤーもいるはず......。もちろん2週目は難易度が上がりますが、更に難易度を上げる縛りプレイが「シールドを増やさない」こと。シールドを増やさないだけで、戦闘がよりスリリングに達成感を感じることができることでしょう。ゲームオプションからもシールド無しモードの他、一部の機能に制限を付けことも可能なので、一通りクリアした後は縛りプレイで楽しめます。



ここまで紹介してきた『Boomerang X』は、例えるならばスパイダーマンの如く宙を舞い敵を撃破していくFPSといったところでしょうか。アクションは非常にシンプルですが、スピード感もあり連続で敵を撃破する爽快感がたまらないゲームとなっています。


ただ、一番の不満はボリュームが2〜3時間程度と短い点。1周目に関してはチュートリアルが終わったと思ったら本編も終わっていたという感じは否めません。ゲーム自体は爽快で楽しめるので、気になった方はデモ版も用意されているので是非プレイしてみてください!

タイトル:Boomerang X
対応機種:PC(Steam)/ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2021年7月8日
記事執筆時の著者プレイ時間:3時間
価格:2,050円



「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で発売48時間内の新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。 性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。 なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。