最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」です。

今回は2021年9月24日にコナミデジタルエンタテインメントよりPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けにリリースされた『Castlevania Advance Collection』について生の内容をお届けしたいと思います。


GBAとSFCの計4作に新機能を追加した『Castlevania Advance Collection』
本作は、ゲームボーイアドバンスで発売された『悪魔城ドラキュラ』シリーズ『悪魔城ドラキュラ サークルオブザムーン』『キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲』『キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲』と、スーパーファミコンで1995年に発売された『悪魔城ドラキュラXX』の4作品がセットになったコレクション。

単純な移植だけでなく「いつでもセーブ/ロード」「巻き戻し機能」「図鑑モード」などゲームプレイを助けてくれる新機能を搭載。また、未公開アートを含むギャラリーやミュージックプレイヤーなど、ファンアイテムとしても充実しています。そのほか、すべてのタイトルでロムを「北米版/欧州版/日本版」に切替可能です。

コレクション要素などやりこみ甲斐のあるゲームボーイアドバンス版3作品と、歯ごたえのあるアクションが楽しめる『悪魔城ドラキュラXX』がセットになった本作。さまざまな新機能を搭載し、魅力を失うことなくとても遊びやすくなっています!

『Castlevania Advance Collection』の実内容に迫る!
メインメニューでは、コレクション収録4作品とギャラリー、ミュージックプレイヤーが選択可能。ゲームのロム切り替えもこちらから行えます。ゲームそれぞれで操作方法などのシステム設定が独立しているほか、新機能の「いつでもセーブ/ロード」も各ゲームごとに複数保存可能とかゆいところに手が届く設計に。

ギャラリーでは、設定イラストなどはもちろん、各国版のゲームのパッケージや取扱説明書等が閲覧可能。また、ミュージックプレイヤーでは、4タイトルからお気に入りの曲を選んで自分だけのプレイリストを作ることもできます。ギャラリー系は最初から全て解放されているのも嬉しいですね。

ゲーム内容はプレイした感覚だと変更されているような部分は見られず、ほぼ忠実に移植したのではないかと思います(セリフなど細かい部分は変更されてるかもしれませんが)。一部作品では画面が少し明るくなっている感じもありますが、これはゲームボーイアドバンスの液晶性能との違いでしょう。

名作集結!探索も高難度アクションも楽しめる!
本作に収録されているゲームボーイアドバンスの『サークルオブザムーン』『白夜の協奏曲』『暁月の円舞曲』は、いわゆる「探索型」と呼ばれる作品。広大な悪魔城を舞台に、さまざまなボスとの戦いや仕掛けを解いていて攻略していくゲームシステムです。主人公にレベルの概念があり、敵との戦いでステータスが成長していくのも特徴。

それぞれの作品で独自のパワーアップシステムがあり、装備品やアイテムとの組み合わせでさまざまなプレイスタイルを構築できます。探索しながら目的となるアイテムなどを手に入れるため、ひたすら同じ敵と戦い続けるのも本作の楽しみです。作品によっては隠し部屋などもあるなど「マップ制覇率100%」を目指すようなやりこみ要素も豊富です。

『サークルオブザムーン』はカードを組み合わせて能力を発動


『白夜の協奏曲』はサブ武器&魔導書の組み合わせで強力な攻撃


『暁月の円舞曲』は敵を倒して得た「ソウル」で特殊能力を獲得

なにより探索型の楽しみといえばコレクション要素。各作品ごとにモンスターからシステムに関わるアイテムや装備品、ポーションなどの使用アイテムが入手できます。3作品ともドロップを集めるのも楽しく(ドロップしない!となる場合も多いですが)、リストを埋めていくだけでも長い時間遊べます。

また、スーパーファミコン向けにリリースされた『悪魔城ドラキュラXX』は本コレクション唯一のステージクリア型。元々はPCエンジン SUPER CD ROM2でリリースされた『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』をベースにした移植作で、さまざまな要素が変更されています。ゲームの難易度は高めで、癖のあるジャンプの軌道や攻撃で強力な敵やステージギミックを乗り越えるのはなかなか苦戦するかもしれません。

どの作品もそれぞれやりこみや攻略などやりごたえがあり、おすすめの作品。ただし『悪魔城ドラキュラXX』だったら初見殺しでやられてしまう、探索型だったら「この敵からアイテム回収したっけ?」となってしまうこともあるかもしれません。それを解決するのがコレクションで追加された新要素です。

新機能が超便利!コレクションがはかどる!
前述の通り、本コレクションには「いつでもセーブ/ロード」「巻き戻し機能」「図鑑モード」などの新機能が搭載されています。「いつでもセーブ/ロード」はどの作品でも便利ですし、「巻き戻し機能」はアクションゲームが苦手なプレイヤーの大きな助けになるでしょう。

そのほかシステムで便利なのが「ガジェット設定」の項目です。ガジェットをONにしておくと、その作品ごとのシステムに関わるアイテム収集状況がわかるため、探索型のゲームの心強い味方になります。例えば『白夜の協奏曲』ではそのエリア内で拾える特別なアイテムの数が、『暁月の円舞曲』では戦っている敵の「ソウル」を取得しているのかがわかります。

また、「図鑑」を見れば各作品の敵の弱点や、持っているアイテムなどもすべて書いてあります。もちろん、これらはゲームプレイの楽しみを奪う可能性もあるため、ガジェットはON/OFF可能ですので安心してください。図鑑機能もシステムメニューから閲覧しなければ問題ありません。

筆者は久しぶりに『暁月の円舞曲』をプレイしていて、この各種機能に大いに助けられています。「敵を倒して望みのものが出なかったら画面を切り替えて繰り返す」というのは本作をプレイしていれば誰でもやると思うのですが(やりますよね?)、せっかくレアアイテムが出たのにうっかり画面を切り替えてしまう悲劇を「巻き戻し機能」で回収できるのには大いなる時代を進歩を感じました。ありがとう新機能……でも目的はアイテムじゃなくドロップする敵の「ソウル」なので戦いは繰り返すんですけどね。

暁月名物(?)悪魔メイド。


ここまで紹介してきた『Castlevania Advance Collection』。すべての作品がWii Uバーチャルコンソールで遊べるとはいえ、現在なかなかプレイするのが困難だった作品をさまざまなプラットフォームで遊べるようになったのは非常に喜ばしいことです。

各作品とも基本的に評価が高い作品で、ほぼそのまま移植されているためゲームとしての面白さは間違いありません。さまざまな新機能もゲームプレイの助けになりますし、各項目を使わないことも可能なので、どんなプレイスタイルにも対応しているのがありがたい部分です。

ギャラリーやミュージックプレイヤーなど、ゲーム以外のコンテンツも充実。悪魔城シリーズファンはもちろん、探索型アクションを楽しみたい方ならばきっと満足できると思います。ぜひマップ制覇率100%、アイテム収集率100%を目指しましょう!

一体何者なんだ有角幻也!


4作品の主人公が共演するスタッフクレジットも楽しい。

タイトル:Castlevania Advance Collection
対応機種:PC/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/ニンテンドースイッチ
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2021年9月24日
記事執筆時の著者プレイ時間:13時間
価格:2,200円(税込)


「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。