僕が小学生の頃、絶対に信じられることが2つありました。それは……スーパーファミコンで発売されたスクウェアのRPGと、キムタク主演のドラマです!

普段ドラマを見ない僕でも、キムタク主演のドラマだけは熱中して観ていました。どんなストーリーでも「いつものキムタク」と言われるほどブレの無い演技だったのも楽しめていた要素のひとつだったのかもしれません。

そんなキムタクが主人公の『JUDGE EYES:死神の遺言』にハマったのは当然のことだったのでしょう。PS4版だけではなくリマスターが施されたPS5版もガッツリプレイしていました。

今回はその続編、龍が如くスタジオが贈るPS5向けリーガル・サスペンスアクション『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』。今回も木村拓哉氏が演じる探偵・八神隆之が、難事件に挑みます!

イジメと殺人、交差する2つの事件
イジメ調査の依頼を受けて横浜に来ていた八神隆之は、かつての同僚である城崎さおりから殺人事件の調査を依頼される。

奇しくもその殺人事件の被害者は、八神がイジメ調査を受けた高校の教育実習生だった。

別々だった2つの事件が交差していく……。

調査のために学校に潜入する八神たち。怪しまれずに小型のカメラを設置するため、作業着に身を包んで業者を装っている。

学校内は細かな部分まで作りこまれており、掲示物の文字までちゃんと読める。

「ほけんだより」って名称がもう懐かしいな!プロじゃなくて先生が描いたイラストってなんとも言えない味があるよね。

「僕が高校に通っていたのはもう20年以上前なんだよな……」と昔を懐かしみながらウキウキに小型カメラを仕掛けていたら……生徒にばっちり見つかってしまった!しかも女子の体操服を盗みに来た容疑までかけられてしまう。

「学校内で、しかも未成年相手に戦えない……」なんて言い出すかと思ったら、ばっちりバトルが始まったぞ!

八神は、机や椅子で未成年をボッコボコにする(操作したのは僕だけど)。

バトルでは「円舞」「一閃」「流」の3つのスタイルを駆使して戦う。円舞は、多くの敵を巻き込むので複数との戦闘に役立つ。一閃は、1人の敵に集中して攻撃するのが得意だ。流は、敵の攻撃を受けて対処することに優れている。

ボタン1つでスタイルを変更出来るので、複数の敵に囲まれている今ならまずは円舞で敵を減らし、ボス格の敵とは一閃に変更しながら戦うのが良いだろう。

バトル中でもメニューを開けばいつでも一時停止可能だ。アイテムでの回復や、新しいスキルも習得出来る。

メニューはスマホの画面として表示される。

でも……戦いの最中にメニューを開くと舐めプしている気分になるな。

学校では生徒相手に戦っていたが、街中では主にチンピラと戦うことになる。

前作に引き続いて、あらゆる場所でバトルが可能だ!

つまり、コンビニ内で暴れることも可能……!

たまには探偵っぽいこともしないとね!
学校で生徒相手にバトルを繰り広げるなど、およそ探偵らしからぬパートもあるが、ターゲットの尾行や隠し撮りをはじめとした探偵要素もちゃんと用意されているぞ。

人混みや障害物を避けながらターゲットを追いかける、ちょっとしたミニゲームもある。

ここで人とぶつかりそうになった時に八神が華麗なジャンプで飛び越えるのだが、なぜかその相手は毎回このサラリーマンだ。なぜ……?

またガジェットを使った捜査も可能だ。

集音器や電波探知機で街中の怪しいスポットを調べたり、ドローンを使って通常では行けない高い場所にあるアイテムを回収出来たりする。

バズリサーチャーは、つぶやき投稿SNSツール「ユッター」で呟かれた内容と呟かれた場所を特定するハッキングツールだ。

本作のようにキムタクが来るのならいいけど、もし怪しいおっさんだったら……このご時世、めちゃくちゃ恐ろしいツールだ。

ガジェットと呼んでいいのか不明だが、ワンちゃんも呼び出せる。

リードをつけてお散歩するだけではなく、時折隠されたアイテムを見つけ出してくれるのだ。

血と暴力にまみれた戦いが続いていると、ワンちゃんと散歩するのが一番の癒しになるわ……。

学園生活にハマって本業を忘れる……探偵だっけ?
事件を追うメインストーリー以外にも、様々な寄り道要素がある。

探偵事務所に寄せられる依頼、または街の人から直接依頼を受けて始まる「SIDE CASE」や、学校内で高校生と紡いでいく物語「ユースドラマ」が存在する。

ユースドラマでは学校内のコミュニティに潜入して、生徒の抱える問題を解決していくのだ。

学校内で怪しまれないようにミステリー研究会の顧問になったことをきっかけに、ダンス部やロボット部、暴走族など様々なコミュニティに所属する。

各コミュニティにはミニゲームがあり、どれもしっかり作り込まれているのでついつい熱中してしまう。

うっかりダンス大会で勝利してしまったぜ……!

目的がなくても楽しい街ブラ!
街中には、実際にミニゲームがプレイ出来るゲームセンターのほか、麻雀クラブやコンビニ、飲食店をはじめとした店が用意されている。

VR空間ですごろくをプレイする「VRすごろく」は大金をがっぽり稼げるミニゲームだ。

あるマスに止まると、『クレイジー・クライマー』のように落ちてくる障害物を避けながらビルを登るゲームや、ドローンを操作して敵を倒す3Dシューティングをプレイする必要がある。本格的なボードゲームだ。

こうした施設に入らなくても、落ちているアイテムを拾い集めたり、街の人たちの会話に耳を傾けたり、ただ街をブラブラしているだけでも結構楽しい。

いたるところに描かれているバンクシー風のリスの落書きを見つけ出すと貴重なアイテムをゲットできる。

そんな報酬がなくても可愛い野良猫を探し出すだけでも夢中になり、時間が無限に過ぎ去っていく……。

現実でも野良猫探しを趣味に持つ僕にはぴったりだ!

ただ現実での野良猫遭遇率は低い。よくビニール袋や道路の染みが猫ちゃんに見えるんだよなあ……。


30時間ほどでクリアしました。今はもう50時間を突破しています。クリア時点ではサブクエストは結構残っていたので、今は街を散策しながら残りを消化しています。

メインストーリーはイジメに殺人事件にとかなりヘビーですが、道すがらキムタクが雀荘やゲーセンに入り浸たるもんだから、あまり重い気持ちにならずに楽しめました(操作していたのはもちろん僕だけど)。「これ今なんのゲームやってたんだっけ?」とわからなくなるほど寄り道要素がぎっしり詰まっています。特にユースドラマは、それぞれのミニゲームまでしっかりと作り込まれており、これだけでも1本のゲームとして成り立つんじゃないかと思うほどの大ボリュームです。

バトルも殴り合うだけではなく、わざと交通量の多い道路に敵を誘い込んで車に衝突させて倒すなど、自分なりに色んな楽しみ方が模索出来るゲームでした。

ただ、学校内の移動は、後半になるにつれてかなり面倒臭くなりました。ストーリーやユースドラマの進行で学校に行くことが多く、その度に廊下を走り階段を昇って目的地に行く必要があるのがちょっとストレスに感じました。

『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』は、PS5/PS4/Xbox One/Xbox Series Xを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。