最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2022年8月5日にPassion Republic GamesよりPC/PS5/PS4向けにリリースされた『GIGABASH』について生の内容をお届けしたいと思います。

『GIGABASH』とは
巨大な怪獣やヒーローたちが対決する対戦アクションゲーム。『パワーストーン』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』『怪獣大激戦 War of the Monsters』などのゲームと怪獣映画を掛け合わせたようなゲームで、大迫力の怪獣バトルを自分の手で作り出すことができます。

登場するキャラクターは、古の獣「タイタン」や変身ヒーロー、巨大ロボットなど10種類。それぞれのキャラクターに得意な距離や戦い方があり、お手軽操作ながら戦略やテクニックがとても重要な作品です。最大4人まで参加可能で、デスマッチやタッグバトルなど、さまざまなモードも用意されています。

ゲージをためることで更に巨大な姿の「Sクラス」への変身や必殺攻撃も。ステージ内にある建築物は自由に破壊できるだけでなく、大きなビルを投げつけて武器にするような戦い方も可能です。

本作は2019年に開発を発表。これまで「東京ゲームショウ」など多くのゲームイベントに出展して注目を集め、さまざまな賞で受賞・ノミネートされてきた作品です。

シンプルにして奥の深い戦闘システム!
本作で思う存分怪獣バトルを楽しむためにも、まずはチュートリアルをプレイしましょう。チュートリアルでは移動・攻撃・ガードなどの基本操作やSクラスへの変身方法、建物を利用した戦い方などを学ぶことができます。

攻撃は弱攻撃・強攻撃・つかみの3種類のボタンを使用します。攻撃はボタンを長押しすれば溜め攻撃になるほか、ジャンプ時やガード時にも別の技が用意されています。溜め攻撃は強力ですが、当然こちらが無防備になるので注意が必要です。また、つかみ状態からは打撃や投げなどの技に派生します。

敵への攻撃方法はそれだけではありません。フィールド上にある建物や乗り物をつかみ武器として扱うことも可能です。大木ならばリーチの長い強力な武器として使う、可燃性のタンクなら敵に投げ込んで大爆発させる、色々な使い途があるのです。オブジェクトはステージによって異なるため、色々と世界を巡って覚えるのも重要です。

また、本作でなにより重要なのは「ガード」と「避け」の防御アクションです。ガードはほとんどの攻撃に耐えることができ、ガード状態からのカウンターも狙える優れもの。ただし、ガード時は移動ができず、つかみにも弱いので要注意です。避けは移動中にスライドできる技で、飛び道具や突進を避けるのに有効です。

敵に攻撃を当てたり、マップに落ちているオーブを拾うなどでゲージが溜まり、MAXになれば一定時間強大な「Sクラス」への変身も可能です。Sクラス中は体も大きくなり攻撃も強くなるのですが、逆にこの状態の相手に攻撃を当てればゲージをためやすくなるため、上手に立ち回ればこちらもSクラスになって逆襲も狙えます。

また、マップ内に登場する「GIGABASH」マークを取れば、超強力な必殺技も発動可能。大迫力のバトルを更に彩ってくれます。

個性豊かなキャラが大迫力で暴れ回る!
本作に登場するキャラクターは、怒れるタイタン「ゴロゴン」や陽気なイエティ「ウーリー」、巨大な剣を持ったロボット「サンダトロス」など、個性豊かなメンバーばかり。それぞれ近接攻撃が得意だったり、距離を取った戦いに長けていたり、敵を巻き込む強力な突進攻撃を持っていたりと、戦闘スタイルも大きく異なります。

個性豊かなメンツのなかでも、筆者が一押ししたいキャラクターは「テッキンコング」です。見た目は巨大なビルそのもののテッキンコング、その正体はこれまで怪獣たちに無惨に壊されてきたビルたちの仇を取るために立ち上がった“ビルモンスター”なのです。ビルに手足が生えるということではなく「四角いビルそのもの」なその姿は、個性が豊かという評価を飛び越え、もはや威風を感じます。

その戦い方も“ビルモンスター”の名に恥じることはありません。ビルのまま転がって攻撃する、窓からのまばゆい光で攻撃する、敵をビルにして打ち上げる、巨大なビルに変身して倒れ込むなど、なんとも「四角い」攻撃ばかりです。キャラクターとしても比較的使いやすく、使っていて面白いので筆者お気に入りのキャラクターです。

その他にも王道なモンスターデザインの「ラワ」や、復帰したメタボなヒーロー「ギガマン」など、かっこいいものからニヤリとしてしまうものまで非常に多彩なデザインが揃っています。どのキャラクターもそれぞれの強みがあるため、まずは気に入ったデザインを選ぶのが正解だと思います。

なお、一部キャラクターはアンロックが必要ですが、すぐに使えるようになりますよ。

対戦はもちろんストーリーも面白い!収集要素もたっぷり
本作のメインゲームモードは、友達やCPUとローカルで自由な対戦が楽しめる「ローカル対戦」、世界中のプレイヤーと腕試しができる「オンライン対戦」、怪獣たちを主役にしたシングルプレイの「ストーリー」の3種類。自由な設定で技を試せるトレーニングモードも用意されています。

ストーリーでは、怒れるタイタン「ゴロゴン」や巨大ロボ「サンダトロス」など4キャラクターを主役にした物語を楽しめます。往年の特撮・怪獣映画からインスパイアされた作品ということだけあり、SFや伝統、王道を織り混ぜた展開はパロディも含め非常に楽しく、イラストやキャラクターの会話も物語を盛り上げます。

また、ストーリーでは三つ巴の戦いや敵と戦いながらオブジェクトを破壊するミッションなど、普段と違うパターンも楽しめます。一度プレイすれば終わりというわけでなく、4種類用意された難易度で自分の実力を確かめたり、ステージ評価を高くすることを目指したり、さまざまなやりこみ要素も用意されています。

そして、ギャラリーモードは本作の醍醐味のひとつ。ストーリーモードで見たイラストや、レベルアップで獲得した資料などを閲覧できるほか、各キャラクターの技やデータも見ることができます。なかには本作の世界観を見ることができる設定資料や伝承などもあり、集めることでより本作を楽しめるようになっています。

もちろんオンライン対戦モードも充実。カジュアルなフリーバトルやランク戦、フレンドを招いてのバトルも楽しめます。筆者は何戦かオンラインで対戦しましたが、特にラグなども感じず快適にプレイできました(ほとんど勝てませんでしたが……)。


発表時から高い注目を集めていた大怪獣バトル『GIGABASH』。ついに発売ということで、その出来栄えが気になっているゲーマーも多いのではないでしょうか?遊びやすい操作と奥の深いギミック、個性豊かなキャラクターすべてのバランスが良く、サクッと手軽に遊ぶこともじっくり研究して遊ぶこともできるポテンシャルを秘めている作品です。日本語翻訳もしっかりしているのでストーリーもバッチリ楽しめます。

ただ、Steam版では現時点でオンライン対戦のマッチには時間がかかるかな、と言う印象です。4人でお祭り状態で遊ぶのが最高に楽しい作品でもあるので、今後プレイヤー数がもっと増えることを望みたいところです。

『GIGABASH』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4向けに配信中。なお、PS5/PS4版は価格違いのトラブルが発生していましたが、現在は復旧しているようです。

タイトル:GIGABASH
対応機種:PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/PS4
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2022年8月5日
記事執筆時の著者プレイ時間:7時間
価格: PC版4,180円 PS5/PS4版4,620円







「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。