最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は、2022年11月15日にJordy LakiereよりSteam早期アクセスにてリリースされた『We Who Are About To Die』について生の内容をお届けしたいと思います。

『We Who Are About To Die』とは
剣闘士となり、さまざまな状況での戦いを繰り返しながら栄光のグランドチャンピオンを目指すローグライクアクションRPG。物理エンジンに基づいた戦闘システムを採用しており、武器に合わせた戦い方も重要です。 

プレイヤーが操作するキャラクターはランダムで作成され、戦闘に勝利すれば金と名声を入手可能。お金で新たな装備品を購入したり、トレーニングをするだけでなく、大会を開催するパトロンへの賄賂を送ることもできます。なお、戦いに負けると「死=キャラロスト」になり、最初からプレイすることになります。

本作は、ゲームクリエイターJordy Lakiere氏が、ソロプロジェクトとして5年の歳月をかけて開発。コミュニティからのフィードバックをもらい、ゲームをより良いものに改善するために今回の早期アクセスを開始しています。なお、早期アクセスでリリースするにあたり、ゲームを「完全に遊べる状態」でリリースするのを重要視していたとのことです。

『We Who Are About To Die』の実内容に迫る!
本作の戦闘は上方斜めの視点で行われます。プレイヤーはWASDで移動しながら、マウスカーソルのある方向を正面に向けるシステムです。移動は少しだけ癖がありますが、オート視点やターゲットなどのシステムがあるため、敵のいる方向を見失うことはないと思います。

攻撃は左クリックで行います。攻撃時にマウスを左右に動かすことで横に薙ぐ攻撃を出したり、ダブルクリックで武器を振り上げるなど、さまざまな攻撃方法が用意されています。また、武器には片手剣や両手剣、槍などの種類があり、武器種によっては攻撃方法が異なるものも存在します。また、手に持った武器を投げることも可能です。

攻撃には「速度」や「攻撃位置」などの概念が存在しています。攻撃時に武器を振る速度が速ければ速度ボーナスで強力な攻撃が繰り出せたり、武器の外側(刃が鋭い位置)を相手に当てた場合は強力な攻撃として判定されるのです。もちろん敵もただ攻撃を受けてくれるわけでないので、防御の隙を突いたり、蹴りやシールドバッシュで距離を取ることも重要です。

防御は右クリックボタンで構え、相手の攻撃に合わせた位置にマウスカーソルを移動させることで適切にブロックが可能。また、盾を装備している場合は構えているだけで広い位置を守ることもできます。しかし、攻撃も防御もスタミナを消費するため、連発することはできません。

戦闘の操作は少し難しいですが、攻撃も防御も直感的な操作で対応しやすい印象です。ゲーム開始時にはチュートリアルとして、練習場でガイド付きの練習もできるため、まずはこちらで基本操作をしっかり覚えましょう。特に武器投げはここでしっかりと身につけておくことをおすすめします。

戦え、戦い抜け!その先に富と名声が待つ!
プレイヤーが訓練を終了したところで最初の戦いが待ち受けています。初戦闘は1vs1の戦いですが、こちらもチュートリアルのためか、それなりに性能の良い片手剣と盾があるため苦戦はしないと思います。勝利後は多人数vs多人数の戦いが始まり、勝利することでいよいよ本編が始まります。

ゲーム本編では一人のキャラクターを育てながら、毎週行われる戦闘に勝ち抜いてお金と名声を稼いでいきます。キャラクターは初期装備や特性などがランダムで決定します。また、キャラクターごとに「指定額以上稼ぐ」「高ランクを目指す」などのクリア条件があります。

毎週行われる戦闘は「1vs1」「1vs多数」「多数vs多数」「チーム戦」などいくつかの種類が存在。戦闘形式が隠されていることもあるため、その際は運に任せて選択するか、名声を消費して開示する事もできます。戦闘は基本的に難易度が高い戦闘ほど報酬が高くなる傾向なので、腕に自信があったら「1vs多数」などを選びましょう。

戦闘での勝利条件は「最後に生き残ること」で非常にシンプル。もちろんチーム戦であればチームまるごと生き残ればOKです。勝利後はリザルト画面に移行し、提示されていた報酬などによってお金と名声を獲得できます。また、試合後にランダムイベントが発生することや、ランクアップボーナスも用意されています。

名声は戦い方によってボーナスが付くことも。観衆は派手で凄惨な試合が好みなので、支持を得るためには正面から戦ったり、上質な防具を装備しないことが重要です。もちろん、それで死んだら意味がないので余裕がある時に考えましょう。また、試合前にお金を賭けて条件の達成を目指すギャンブル要素もあります。

毎週の激戦で生き抜くためには、装備や自分自身のアップグレードが不可欠。そのためにはお金と名声を稼ぐことが重要です。

装備を買う?能力を伸ばす?未来への投資も…
戦闘前のメニュー画面では、装備品の購入や、治療やトレーニングなどの各施設を利用できます。本作の装備部位は武器や頭、体、各手足などに細かく分かれていているほか、装備品には等級もあるため、全身を強化するには結構な金額が必要になります。

施設では、体力を回復する「治療院」や武器の耐久を回復する「鍛冶屋」などは生き残るために欠かせません。さらに、基礎能力を伸ばす「トレーニング」画面では、さまざまなアップグレードを購入することもできます。回復代の割引や、鍛冶屋の効果アップはなるべく早めに取っておくと楽になりますよ。

また、闘技大会を開催している4種類のパトロンへ賄賂を送ることも可能。パトロンとの関係が良くなれば、戦闘後のイベントで思わぬボーナスを貰えることもあります。そのほか、ショップに並ぶ装備品の種類をオーダーすることや、お金と名声を交換するような施設もあります。

もちろん、これらのアップグレードは死んでしまえばすべて消失してしまいます。しかし、唯一次回キャラクターに影響を与える施設に「投資」があります。投資した金額の10%が次回キャラクター開始時に戻ってくるので、能力が低いキャラクターなどの際に稼いだお金をすべて投資し、次に繋げることもできます。

不思議なほどに中毒性のあるゲームです
本作のゲーム内容は本当にシンプルで、戦い続け、富と名声を稼ぎ、アップグレードして再び戦い続けることの繰り返しです。しかし、それが驚くほどの中毒性を生み、次々と新たな剣闘士が生まれ、また、散っていくのです。

死んでしまえばキャラクターは失いますが、決してプレイヤーの培った腕は失うことはありません。プレイし続けるごとに独特の操作に馴染んでいき、また、いろいろな武器を使用していくことで戦い方も覚えていきます。腕を磨いても運によってはなかなか勝てないような戦いもあるので、まずはゲームに慣れるために戦い続けましょう。

個人的にはキャラクターごとのバックストーリーにも要注目。「生まれながらの奴隷」や「英才教育を受けた戦士」など、さまざまなバックストーリーや、それに応じたスキルが用意されています。なかには「スリルを求めてお金を払って参加する一般人」などもいて、実際にゲーム内で毎週お金が減っていくのもなかなかユニークです。

また、もうひとつ紹介したいのが試合開始前の演出。控室から戦闘場まで歩いていく必要があるのですが、ここでは一切後退することができません。だんだん近づいてくるゲートや声、そして差し込む光など、非常に臨場感のある演出です。


ここまで紹介してきた『We Who Are About To Die』闘いに生き残って富と名声を稼ぐというシンプルなルールと豊富なカスタマイズ項目、直感的で奥の深い戦闘システムなど、非常に高い中毒性がある作品です。基本的には死んだらすべて失うシステムなのですが、投資やランダムイベントで次回への繋ぎもあるのも嬉しいところです。

戦闘がなにより楽しく、絶望的な状況で地面に落ちている水差しを投げて抵抗するなどの、追い詰められた情けない戦士のロールプレイもやりたくなります。もちろん、勝利し続けて豪華な鎧に身を包む闘技場のスターになることも夢ではありません。

早期アクセスはおよそ8ヶ月から1年間を予定。製品版に向けて新たなアイテムやアリーナ、イベントやバックストーリーなど多くのコンテンツが追加される予定です。また、今後はコントローラー対応や新モード、ローカライズなども実装予定です。

『We Who Are About To Die』はSteam早期アクセスで配信中。11月22日までは10%オフとなるセールも実施中です。

タイトル:We Who Are About To Die

対応機種:PC(Steam)

記事におけるプレイ機種:PC(Steam)

発売日:2022年11月15日(Steam早期アクセス)

記事執筆時の著者プレイ時間:10時間

価格:2,499円







「爆速プレイレポ」ではハードコアゲーマーなライターから読者に向けて、新作タイトルの生の内容を伝えるプレイレポートをお届けします。対象となるタイトルは、執筆時点で新作、かつAAAからインディーまで、ジャンルやプラットフォームを問わず「読者が気になるだろうゲーム」もしくは「ハードコアゲーマーのアンテナが反応するゲーム」です。

性質上、本企画においてはゲームの評価や採点は行いません。ストーリーなどの「ネタバレ」も軽度な内容に留まることが殆どです。また、記事執筆にはデベロッパー/パブリッシャーからプレイレポート用として提供されたゲームソフトが含まれる場合もあります。プレイ時間自体も基本的には短い段階での執筆となります。

なお、マルチプラットフォームで展開されている作品においては、対応している機種のうちのひとつのエディションのみをプレイしています。そのため、本文内でプレイした際の使用機種についても明記しています。