中国・上海で7月7日から10日にかけて開催された『ハースストーン』2017年春季選手権。世界的規模の今大会に参戦した日本人プロプレイヤーTredsred選手は、大会初日の対Rdu選手とのマッチで0-3という結果を残しながら敗北を喫しました。続く中国人プレイヤーJasonZhou選手との戦いでは0-3の快勝、そしてアメリカのAnt選手を相手に0-3で完封され、グループステージで敗退となりました。

Game*Sparkは春季選手権2日めに、Tredsred選手へのインタビューを実施。大会出場の感想や上海でのエピソードを笑顔で語る彼からは、激戦への悔恨ではなく、世界規模の大舞台に立った者としての風格が感じられました。

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――この大会選手権に参加して感じたことや、率直な感想をお聞かせください。

Tredsred選手: そうですね……僕のグループには、前から“得意な相手”であるJasonZhou選手、そして“苦手な相手”と言えるRdu選手とAnt選手がいたので、そこまで予想外の結果ではなかったかな、と思います。

――なるほど。試合結果はかなり極端なものでしたが、想定内という感じでしょうか。


Tredsred選手: 試合自体はもうちょっと接戦になるかと思ったのですが、予想以上に相性が出ましたね(笑)。お互いにミスがないからでしょうね。特にRdu選手は日本では戦ったことがないような強さで。Ant選手もですが、丁寧なプレイだったと思います。2人とも、そしてもちろんJasonZhou選手も昔から知っていたプレイヤーだったので、対戦できたことが素直に嬉しかったです。

――プレイヤーとして尊敬していた相手と当たれた、ということですね。

Tredsred選手: はい。上海に来てからは「一緒に戦っている」という意識でいられたのですけれども、この大会でぶつかるまではファン的なところもありましたね。Ant選手は……僕がアジア太平洋春季選手権に持ち込んだデッキの作成者と言いますか、彼がオリジナルだったわけなので、まあ順当と言えば順当なのかなと……彼に負けるのはある意味仕方がないというか(笑)。

――今大会で会った人物の中で、特に印象に残った方はどなたですか。ファンやプロプレイヤーはもちろん、ブリザード・エンターテイメントの開発者、Twitchストリーマーなどもいらしていました。


Tredsred選手: 周りにいた人みんなが有名人だったんで、「スゴいところにいるな〜、俺」って思っちゃいましたね。スゴ過ぎて麻痺しちゃったというか(笑)。Rdu選手とMuzzy選手、Kuonet選手とバーに行ったのが海外プレイヤーとの出会いだったので、とても良い思い出になりました。僕はあまり英語が話せないんですけど、Kuonet選手は相談に乗ってくれたり、ご飯に連れて行ってくれたりして。

――上海にいらしてからは、観光したり遊びに行ったりはしましたか。

Tredsred選手: 思ったよりも会場にいる時間が長くて……でも、日本の方と一緒に上海タワーに行ったりしました。会期中の待機時間は結構長いです(笑)。最初は「初めまして、あなたのこと昔から知ってましたよ〜」みたいに、選手達とだらだら話したりもしてましたけど。

――ちょっとしたオフ会といった感じですね。

Tredsred選手: そうですね!でも1日にずっとみんなで待機してると、そのうち話題もなくなっちゃって(笑)。終盤は何か動画を見たり、『ハースストーン』の研究なんかをしてましたね。

――昨今ではデジタルカードゲームが大きく盛り上がっていて、e-Sportsシーンへの本格的な参入をしていますが、Tredsred選手が『ハースストーン』へ打ち込み続ける理由はどこにあるのでしょうか。


Tredsred選手: 『ハースストーン』に打ち込む理由は、今勝てているからですね(笑)。『グウェント』も、今後大会に出ていくんじゃないかなって自分で思ってます。『ハースストーン』はオフシーズンもあるので。

――最後に、日本からTredsred選手を応援していたファンに向けて一言メッセージをお願いします。

Tredsred選手: 今まで日本人と交流する機会は少なかったのですが、今回のようにでかい大会ではいろいろな人から相談に乗ってもらえたり協力していただけました。いろいろな形でサポートしてくれた方々には本当に感謝しています!

――本日はありがとうございました。