id Softwareが手がけたFPSの金字塔、初代『DOOM』。同作のデザイナー、ジョン・ロメロ氏が、そのパッケージに描かれた海兵隊員にまつわる裏話を公開しています。


初代『DOOM』のパッケージイラストといえば、多くのゲーマーが目にしたであろう、とても有名で印象的なもの。ロメロ氏の話によれば、実はこのパッケージイラスト、実在のモデルにポーズを取ってもらったものを元に書かれたとのこと。

同イラストを手掛けたイラストレーターのDon Punchatz氏とロメロ氏は、イラストの参考にするために呼んだモデルにおもちゃのプラズマガンを持たせ、イメージが「海兵隊員が無数の悪魔に襲われようとしている場面」であることを伝えて、様々なポーズを取ってもらったものの、イメージの伝達が上手くいかず全くしっくり来るものが無かったということでした。

リブート版『DOOM』では、同イラストはリメイクされて別パッケージカバーとして用意されている
そのようなやりとりを続けた後、遂に痺れを切らせたロメロ氏は、着ていたシャツを脱ぎ捨てました。そして、モデルへと、自分へ銃を渡して代わりに悪魔役を行うように説明。

ロメロ氏はその後自身で海兵隊員役を演じる形で、悪魔役のモデルに足や手などを掴んでもらいながら、ポーズを模索。遂に最高の形として、皆が良く知る、あのイラストのポーズが完成したのだと語っています。

ロメロ氏は「私がDoomguyです(少なくともパッケージイラストにおいては)」として裏話を締めくくりました。あの象徴的なイラストの制作に、ポーズモデルとなる人物が関わっていたというのは驚きですが、それがロメロ氏自身であったというのもまた驚きではないでしょうか?