Steamでは近年、ゲームにおける性的表現の幅が広がり、様々な性的要素を含んだゲームがインディーゲームを中心にリリースされています。しかしながら、不幸な「衝突」によって1本のゲームが一時的にストアからその姿を消してしまっているようです。

問題となったゲームはEek! Gamesが手がけるアドベンチャー『House Party』。同作は、ある家で行われているナイトパーティーに参加して、個性豊かな参加者とのインタラクションや、その過程で取った行動を通じて様々なエンディングを目指す、リアルタイムの3Dアドベンチャーゲーム。開発元では『Monkey Island』や、アダルト要素を含むADVの『Leisure Suit Larry』のようなタイトルを目指しているとのことで、本作のゲーム内で取れる行動やその結果の一部には、過激な性的接触表現を内容への一切の規制なしで含む作品となっていました。

ゲームは、Steamでの発売以前から人気ストリーマーに取り上げられ、十分な注目を集めて発売ひと月で3万5000本を売り上げるほどであったとのこと。Steamから同作が削除された後、開発元のEek! Gamesは公式ブログにて、削除の経緯について、Steamへの大量の「ポルノがゲームに含まれている」との苦情がその原因であることと、同作の発売当初から特定のグループによって否定や攻撃的なコメントを送られ続けていたこと、該当の苦情もそのグループによるものではないかと述べました。

ゲームについては該当のコンテンツの修正後に再び購入可能となるとしていますが、同作の主なコンテンツは性的な場面ではなく、パズルやユーモラスな会話であるとして、何故このゲームが一旦削除されなければいけなかったのかについて、明確な基準もなく他のタイトルと比べても不公平である、と不満を含んだトーンで書かれています。なお、Eek! Gamesは、修正されたコンテンツについては何らかの方法でオリジナルに戻す手段を提供することを検討中であるとのことです。

Steamでは近年中国パブリッシャーから、日本の成人向け同人ゲームが、正規ライセンスの下、局部へ強めの自主修正を付与したのみの内容で多数販売されているほか、他の海外アドベンチャーやビジュアルノベルでも性的な要素を強く含むタイトルが多々リリース、販売され続けています。

今回の『House Party』がそれらと比べてどの程度“過激”であったのかは分かりませんが、起こり得る「衝突」の第一号となってしまった同タイトルが、どの程度の修正をもって再びSteamへとその姿を表わすのかは注目が集まる所かもしれません。