KickStarterで2014年にキャンペーンを行い、開発中であったシミュレーションRPG『Unsung Story: Tale of the Guardians(アンサング・ストーリー:名もなき戦士たちの物語)』。同作のパブリッシュ・開発を担当していたPlaydekは、同作の権利を全てLittle Orbitに売却したと発表しています。

『Unsung Story』は、2014年にKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンが行われたシミュレーションRPG。『オウガバトル』シリーズや『ファイナルファンタジータクティクス』で知られる松野泰己氏とキャラクターデザイナーの吉田明彦氏が共に開発に関わるという同作は、目標額60万ドルに対し、66万ドルを集めて目標金額を達成。しかしながら、その後プロジェクトは2015年のリリースを延期することとなり、2016年2月には同作について主要スタッフの離脱や資金難などにより非常に厳しい見通しとなっていることが発表されていました。

その後も同作の開発は進められ、まばらに開発状況の報告はなされていましたが、そのほとんどが仕様の文章での発表などに留まり、スクリーンショットや映像などが公開されることはありませんでした。また、新たに同作の開発を引き継ぐことになるLittle Orbitは、『Adventure Time: The Secret Of The Nameless Kingdom』や『Kung Fu Panda Showdown of Legendary Legends』、『Barbie and Her Sisters: Puppy Rescue』などを手掛けたパブリッシャーとして知られています。

今回の引き継ぎにあたって、Little Orbit CEOのMatthew Scott氏は、このプロジェクトを引き継いでコミュニティに提供することを喜んでいるとした上で、悪いニュースと良いニュースがあると発言しています。悪いニュースとして、同作の開発が1からのスクラッチとなる旨を報告。Kickstarterのコメントとプロジェクトのすべての資料を研究した結果、元々予定されていたシングルプレイヤーゲームと、プロモートされていた松野氏のデザインへと焦点を当てる必要があるとして、Playdekが数年に渡り、支援者に“何か”を提供しようとして行なってきた数々の変更と改変をプロジェクトから分離する事を当面の目標としました。

次に良いニュースとして、Kickstarterキャンペーンのリワードは変わらず追加費用無しで提供されるほか、今後数週間に渡って、最新の情報を公開していくとのことです。新体制の下での開発となる『Unsung Story』、今度こそ開発が滞りなく続くことに期待しましょう。