fun fact: in the Japanese, Morgana is calling him a "tsundere" here, and you have NO FUCKING IDEA how many brainstorming sessions it took over several weeks to come up with this translation https://t.co/Ou22oN62p8— yukino (@yukinogatari) May 2, 2020
MangaGamerがSteamなどにて配信中の、インディーデベロッパー、ノベクタクルが手掛けたビジュアルノベル『ファタモルガーナの館』の英訳に寄せられたファンからの抗議について、訳者、開発元、パブリッシャーらがTwitterに声明を投稿しました。

本作はとある屋敷を舞台に、15〜19世紀の各時代で起きた悲劇を追いながら謎が明らかになっていく西洋サスペンスホラーです。もともと2012年冬のコミックマーケットで販売され、内容と完成度の高さから徐々に人気が高まり、英語版もリリースされるに至りました。

英語圏の一部コミュニティにて、ファタモルガーナの館の翻訳について議論があり、当アカウントにもいくつかご連絡を頂いていますので、改めて原作・開発側の意思を表明します。ディベロッパーとしては争点となった箇所について問題はないと考えています。— ノベクタクル (@Novectacle) May 5, 2020
ところがその英訳において、もともとの日本語では「ツンデレ」という単語を使用していた部分が「Tsundere」ではなく「fragile male ego(おそらくは“繊細な男性のうぬぼれ”という意。なお、同作はシリアスな作品で、該当のセリフは男性キャラに向けたもの)」という風に迂遠に、かつ性別を含んだ語として訳されたことで一部のファンが批判を行い、そこから翻訳全体の議論が白熱するという事態になりました。

これに対して開発元のノベクタクルは「争点となった箇所について問題なし」との意思を表明。前後の文脈やキャラクターの関係性が議論の視野に入っておらず誤解を招いているように感じるとして、それらを踏まえたうえで翻訳者の意図を尊重したい考えを示しています。

We would like to make it abundantly clear that we stand behind our localization staff and do our utmost to ensure that the developers’ wishes are respected as well. While there are numerous equally valid approaches to any given translation problem, harassment is not one of them.— MangaGamer (@MangaGamer) May 5, 2020
またパブリッシャーであるMangaGamerはこの件について翻訳者に対して嫌がらせといったアプローチをとるのは良しとせず、問題がある場合はサポートチームまでメール連絡をして欲しいと呼びかけました。

『ファタモルガーナの館』はPS4/PS Vita/ニンテンドー3DS/Steamにて配信中です。