タイガー・ウッズが2018年に一時マレット型のパターを使ったときは大きな話題になった。強者ほど、使用するパターブランドとともにそのパター形状も注目される。新型コロナウイルス感染拡大の影響で凍結中の男子世界ランキング50位の選手のクラブセッティングから、一流のトレンドを探ります。

トップ10の6人がネオマレット型

各選手の使用パターの形状に焦点を当てた。様々な形を「ピン(ブレード)」「マレット」「ネオマレット」と3タイプに大別して集計。ネオマレット型21人、ピン型20人、マレット型9人とほぼ二極化の構図となった。

世界トップ10のうち6人が、マレットが大型化してできたネオマレットをチョイス。バラエティに富む大型ヘッドの中で世界ランキング1位ロリー・マキロイ(北アイルランド)と同2位ジョン・ラーム(スペイン)はテーラーメイドの「スパイダー」シリーズを選んでいる。

世界ランク5位のジャスティン・トーマスはスコッティキャメロン「フューチュラ X5ツアー」、同6位アダム・スコット(オーストラリア)は2013年に「マスターズ」を制した円形のウェートが特徴のプロトタイプがいまも定着している。

オデッセイとキャメロンで内訳が逆転

各ブランドの内訳に特色が出る。ブランド別最多18人のオデッセイは、ウェブ・シンプソン(タンククルーザー V-LINE)、ザンダー・シャウフェレ(オー・ワークス レッド #7CS)らネオマレットが10人と多数派。マレット使用プロの約半数もオデッセイ。パットの名手、ブラント・スネデカー(ホワイトホットXG ロッシー)ら4人がバッグに入れていた。

一方でスコッティキャメロンは16人のうち10人がピン型。ブルックス・ケプカ、松山英樹、リッキー・ファウラーらが長年愛用。ウッズは「GSS ニューポート2」でメジャー15勝のうち14勝をつかみ、ともに時代を築いてきた。まさにレジェンドを象徴する1本だ。

今季まだ14ラウンドながらパットの貢献度を示すストロークゲインド・パッティングでNO.1のルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)はピン型(PING「ヴォルト2.0 アンサー」)。トップ50から同スタッツ上位の選手では3位パトリック・リード(ピン型)、4位ラーム(ネオマレット型)、7位ケビン・ナ(ピン型)、9位キャメロン・スミス(マレット型)となっている。