◇メジャー第1戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 事前(18日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇6649yd(パー71)

米女子ツアーに飛び込んだ河本結にとって、待望の一週間がやってきた。初めてつかんだメジャーの切符。思い起こせば日本を主戦場にしていた昨年6月、「アース・モンダミンカップ」で賞金ランキングを後退させ、獲得間近だった「全英女子」の資格争いで逆転された。その権利を譲ったその相手こそ、渋野日向子たちだった。

新型コロナウイルスの影響もあり、キャリア初のメジャー出場は奇しくも同じ大会。「去年、出場できる間際で出場権をほかの選手に与えてしまった。この場に立てることがうれしいですし、ワクワクしています」と胸を高鳴らせた。

前週の「ASIスコットランド女子オープン」では経験の少ないリンクスで予選落ちした。「一番大事だと思うのが、自分のイメージ、気持ちを強く持って打つこと」と学びがある。「悩んで、ためらいながらショットをしてしまうと、すぐスコアがボロボロと崩れていく。風にぶつけていくとか、乗せていくとか。風をどうイメージするか、潔さが本当にキーになる」

大会の第2ラウンドから1Wをスイッチ。「低い球を打とうと思わずに、ドライバーがすごく良いお仕事をしてくれている」。キャロウェイのマーベリック マックス ドライバーを握る手に好感触が伝わった。

米英間の移動を伴う直近2試合で決勝ラウンドに進めず、心はどこか晴れない。英会話へのストレスもある。「自分の想像以上にきつい生活。日々感じるものも想像をはるかに超えた疲れや苦しさを(自分に)与えてきていた」と、こぼした。

落ち込む気持ちを、わずかでも癒してくれるのが、日本から来た仲間たちとの時間だ。17日(月)は渋野と練習ラウンドを行った。「他の選手としゃべりたいことを、母国語で、目を見ながらしゃべることがなかなかなかった。そういう時間が本当に自分のパフォーマンスを上げてくれる。日常生活での苦しさやストレスから少し解き放たれて、心が満たされてきた。今週は良いスコアが出せるのではと自分に期待している」。顔を上げて、大舞台に足をのせる。