◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ@シャーウッド 最終日(25日)◇シャーウッドCC(カリフォルニア州)◇7073yd(パー72)

金谷拓実はプロ転向2戦目として臨んだPGAツアーでの戦いを通算11アンダー41位タイで終えた。最終日は2つのダブルボギーを含む前半「40」から、後半に4バーディを奪い返してパープレー「72」にまとめた。「『40』を打ってしまうのは、足りないのが多いから。それが実力。次はもっと強くなって来たい」と誓った。

「できることなら、すぐアメリカに行きたい。早く日本を出て、もっともっとタフな選手になりたい」。志を阻むのは、コロナ禍で一変した世界のツアー事情。かねて挑戦の意欲を示してきた欧州ツアーの予選会(Qスクール)が中止になるなど、「コロナでそういうプランは立てづらくはなっていますね」と現状を語る。

だから、いまできることを全力でやる。帰国後は2週間の自主隔離を経て、昨年アマチュア優勝を果たした「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡・太平洋C御殿場コース)に臨む。期間が明けるのは11月12日の開幕直前だが、「それがルールなので」と潔い。

公共交通機関の使用制限などはあるものの、事前に申請した練習場やコースで練習が認められる「JOC認定オリンピック強化指定選手」ではない金谷にとって、できることはさらに限られる。

9月の「全米オープン」から帰国した際は、広島の両親が車で東京まで迎えに来てくれた。その車で実家まで帰り、「外に出れば、人に迷惑をかけてしまう。ナショナルチームのコーチとかとZoomでやり取りをしていました。(室内で)打つことはできないので、体の動きチェックをしてもらったり」。もどかしい14日間を乗り越え、プロデビュー戦の「日本オープン」に挑んでいた。

自主隔離明けから試合まで、ほとんど時間がない今回はどうするのか?「内緒ですね(笑)。ちゃんと隔離はしますよ。(前回と)同じようにできることをちゃんとやって、後悔のないように」。22歳は、すでに十分たくましい。(カリフォルニア州サウザンドオークス/亀山泰宏)