新型コロナウイルス感染拡大の影響で国内女子ツアーは6月の初戦「アース・モンダミンカップ」から感染防止対策として無観客試合が続き、プロアマ戦も実施されていない。2日、千葉・浜野GCで行われたツアー外のイベント「UNDER-PAR PRO-AMトーナメント2020」に出場した原英莉花は「今年初めてのプロアマでした」と笑顔でホールアウト。7バーディ、1ボギーの「66」で回り、6アンダーで優勝を飾った。

株式会社アンダーパー(東京都港区)が主催した今大会は、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員6人と非会員6人の計12人のプロが出場(ゲスト・アマチュア36人)し、賞金総額250万円(優勝賞金100万円)をかけて競い合った。コロナ禍でプロテストが見送られたこともあり、未合格の選手やプロキャディの活躍の場を設けることを目的とした。賞金の10%は医療従事者に寄付。また、実施するにあたって大会関係者全員がPCR検査を受診した。

プロ1人に対し、アマチュアゴルファー3人が同組となり、原は「いつもと違う感じはあったけど、あまり試合中に褒めてもらうこともないし、『ナイショー!』とか言ってもらえてすごく久しぶりに『ありがとうございます…』という感じで楽しく回れました」とプロアマの醍醐味を味わった。

原は10月の国内メジャー「日本女子オープン」を制覇し、翌週の「スタンレーレディス」で5位タイ。前週の「樋口久子 三菱電機レディス」では最終日に「68」で回り、10位タイで終えた。「コンディションが悪くても大崩れしないようにというのはあるけど、自分で“ココ”と決めたところでしっかり勝負がかけられるように戦いたいな、というのはあります」と目指す方向を明確にした。

日本タイトルを戴冠して次なる目標に「もう1勝したい」と掲げ、次戦「TOTOジャパンクラシック」に向けて意気込んだ。あす3日には茨城・太平洋C美野里Cに乗り込む。

2位で終えたツアールーキーの吉田優利は「皆さん上手だったので」とアドバイスをする機会は少なかったが、「すごく貴重な機会」と目を輝かせた。同組のアマチュアから「画面越しでしか見られない」と耳にし、無観客開催が続くなかでのファンの切実な思いを受け取った。「でも、画面越しでも元気を届けるのが私たちの仕事。そういうところも含めてプロゴルファーだと思うので立派な人になっていきたい」とうなずいた。(千葉県市原市/石井操)

<プロの成績一覧>

優勝/−6/原英莉花

2/−4/吉田優利

3T/−1/松森彩夏、笹原優美

5/0/藤本麻子

6T/+1/脇元華、土方優花、荒川侑奈

9/+3/吉川桃

10/+4/三浦桃香

11/+6/植手桃子

12/+7/西田茉楓