◇米国女子◇ロッテ選手権 初日(14日)◇カポレイGC (ハワイ州)◇6563yd(パー72)

笹生優花が秘めた爆発力を発揮した。ボギーなしの8バーディ「64」。自己ベスト9アンダーに迫るプレーにも、19歳は涼しい顔。「まだ初日なので、自分のゴルフを褒めたくない。まず予選通過をしなくちゃいけないし、予選を通過しても、あと2日ある。初日に8アンダーが出ると思っていなかったし、あすは8アンダーが出ないことが普通。マイペースで頑張りたいです」と言った。

インスタートから3つ伸ばして折り返し、後半2番で5mほどのパーパットを沈めて終盤の加速につなげた。1Wショットのアドバンテージを生かし、48、52、56、60度と4本をそろえたウェッジで仕留める。上がりは怒涛(どとう)の4連続バーディ。148ydのパー3となる8番は左手前に切られたピンに8Iでピタリと絡め、「きょうはアイアンで打ちたいボールが出てくれていた。あれはいいショットだったと思う。納得のショットです」とうなずいた。

主催者推薦での出場は、将来的に米ツアー参戦を目指す笹生にとって大きなチャンス。「こうやって推薦をいただいて、すごくありがたい気持ちでいっぱい。でも、LPGA(米ツアー)に出ているからとか、自分にプレッシャーをかけたくない。チャンスを楽しんで、一週間、いい思い出を作りたい」。日々のスコアに一喜一憂しないスタイルは、どんなシチュエーションでも一貫している。

この日はキャディのポンチョに貼り付けた名前のつづりが大会側のミスで「SASAO」になる手違いもあった。ラウンド中は気付かなかったらしく、「日本にいるときも(笹生の読み方を間違えて)『ササオさん』ってよく呼ばれるんです。ゴルフ場とかに電話すると『サトウ』とか『ササオ』に間違われます」と笑い飛ばした。人生初のハワイ。インパクト十分のパフォーマンスで「SASO」の名を刻む。(ハワイ州カポレイ/亀山泰宏)