◇米国女子◇ロッテ選手権 最終日(17日)◇カポレイGC (ハワイ州)◇6563yd(パー72)

渋野日向子は6バーディ、4ボギーの「70」で回り、通算13アンダーの33位で大会を終えた。

23位とトップ10も狙える位置からのスタートは、いきなりつまずいた。1番(パー5)のティショットが左の池へ入り、ボギー。「初っ端(しょっぱな)よ、なんでやねんって。1番はバーディを獲りたかったので、飛ばしたいとは思っていたけど、そんなブリブリの“マンチ(−ピン)”せんでもって。かなりメンタルに来ました」と笑うしかなかった。

2番で8Iの2打目をピタリとつけてバウンスバックを決めたが、ここまで米ツアーに舞台を移してから終始安定していたティショットが一向に落ち着かない。「ちょっと力んで、切り返しが早くなっていた」。3番はクッションを使った寄せでしのぎ、4番も深いバンカーに打ち込んで2打目は出すだけ。グリーン手前からチップインで必死にパーを拾った。

「ヘタすぎや」と自虐節で笑わせたが、ショットが暴れた前半のパープレーは“その他”の引き出しが増えてきた証明でもある。9番から3連続バーディを決めるなど徐々にショットを修正して盛り返し、後半はアプローチを寄せきれない場面や3パットもありながら、アンダーパーにまとめた。

3日目までは伸ばし合いの展開に食らいつき、4日間を全てアンダーパーとして2021年初のトータル2桁アンダー。「笑ってできるような状況ではない中でも、オーバーを打つことがなかったのは進歩。(悪い)流れを断ち切るゴルフができたこと、そこから波に乗っていけるゴルフができたのも、今年は初めて。“後退”はしていない。ちょっとは大人になっているのかな」とラウンド中は険しかった表情を少しだけ緩ませた。

今後は「HSBC女子チャンピオンズ」(29日〜/シンガポール・セントーサGC)、「ホンダLPGAタイランド」(5月6日〜/タイ・サイアムCC)と予選カットのないアジアシリーズを転戦。「ありがたいです。カットがない分、初日からイケイケゴーゴーで行けたら」と前のめりで挑む。(ハワイ州カポレイ/亀山泰宏)