◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 最終日(4日)◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7236yd(パー71)

最終組の争いに競り負けた池田勇太と稲森佑貴は、3人が通算13アンダーで並んで迎えた後半17番を悔やんだ。いずれも勝負の終盤にボギーが出て12アンダーの2位。キム・ソンヒョン(韓国)に日本のメジャータイトルを差し出した。

2009年の同大会での初勝利から12シーズン連続での優勝、通算22勝目をかけて出た池田は17番の2打目以降にミスが続いた。

「距離と風向き、雨のようすが非常に中途半端で、結果的に左に行ってしまった。フェアウェイからグリーンに乗せられないこと自体があり得ない」というセカンドをグリーン手前のラフにこぼした。3打目のアプローチのエリアは微妙なライ。「芝が薄く、表面も凹凸があってボールが沈んでいた」と“転がし”を選択、ピンを大きくオーバーさせて返しのパーパットがカップ右ふちにけられた。

稲森はこのホールはキムと同じパーだったが、4mあまりのバーディチャンスを仕留められなかったことを敗因に挙げた。「上りの軽いスライス。ラインに意識が行き過ぎて思ったよりも手が動かず、ボール1つぶんショートした」

同スコアで並んで迎えた18番は462ydパー4。相手のキムの高い飛距離性能を知っているからこそ、その前のホールで一歩抜け出したかった。2打目は210yd以上を残し、3UTでのコントロールショットは「ボールが(雨粒で)滑って右に流れた。「グリーンを外すなら左、奥もOKだった。一番行ってはいけない右に行った」。40ydのアプローチを寄せきれず、ボギーにしてツアー3勝目、メジャー3勝目を逃した。

稲森の次戦は15日(木)開幕の「全英オープン」(イングランド・ロイヤルセントジョージズGC)。「この悔しさをばねに頑張るしかない。(今週の)悪天候は全英に向けての練習みたい。優勝できなかったのは残念だけど、ゴルフ自体の調子は悪くない」と惜敗の味が口に広がった。(栃木県日光市/桂川洋一)