◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(26日)◇城陽CC (京都)◇6967yd(パー72)

中島啓太(日体大3年)がアマチュア優勝の快挙を達成した。

1打差4位スタートで首位を捉え、勝負の行方は通算18アンダーで並んだ永野竜太郎とのプレーオフへ。18番(パー3)を使用するプレーオフ1ホール目、先に打ってピン右下のチャンスに絡めた。バーディパットは惜しくも外れたが、グリーンを外した永野のパーパットがカップに蹴られてボギー。返しのパーパットをしっかり沈めた。

「心臓の音が聞こえるくらい緊張したけど、自分のやってきたことを信じて打った」というウイニングパット。倉本昌弘、石川遼、松山英樹、金谷拓実に続く史上5人目アマチュアVにたどり着くまで、世界アマチュアランキング1位に立つホープならではの葛藤を乗り越えてきた。

優勝インタビューでも止まらなかった涙。「今年は全米アマで悔しい思いをして、結果を出したかった。やっと満足いく結果が出せたのかなと、自分の中で強い思いが湧いてきた。いつも支えてくれる家族をはじめ、地元で応援してくれる方々、大学のチームメート、ナショナルチームのコーチ…いつも楽しくゴルフをさせてもらってきたので、やっと恩返しできました。2018年のアジア競技大会で金メダルを獲ってからは悔し涙ばかりだった。それがうれし涙に変わって、本当にうれしいです」と気持ちがあふれた。

「マスターズ」切符につながる11月「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」(UAE・ドバイ)に照準を合わせる意向は変わらない。「11月のアジアアマで優勝することが一番の目標。それに向かって、自分を見つめ直して頑張りたい。もっともっと強くなって、活躍できる選手になりたい」。快挙も通過点にして世界へ羽ばたいていくつもりだ。