2022年シーズンに向けて、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)はいくつかの規定変更を発表した。

大きな変更点は、シード権やリランキング、特定大会(TOTOジャパンクラシック、3ツアーズ)出場権などの基準を、賞金ランキングからメルセデス・ランキングへ一本化すること。これにより、大会ごとの賞金格差を吸収する。また、海外メジャーは国内3日間大会の4倍のポイントが付与されるため、選手たちに積極的な海外メジャー挑戦を促す。

海外挑戦を後押し

関連して、シーズン中に米女子ツアーで優勝した選手は、これまではシーズン開幕前しかできなかった国際ツアー登録をシーズン中でも行えるようにした。国際ツアー登録選手として承認されると、翌日から前年度欠場競技と優勝者の翌年度出場義務が免除され、海外メジャー(および前後1試合)以外の海外ツアーにも罰則なしで出場できるようになる。今年、「全米女子オープン」を制してすぐに米ツアーメンバーになった笹生優花はルーキーイヤーだったため問題にならなかったものの、同じことがシード選手に起きた場合の不都合を回避できる。

加えて、国際ツアー登録をしていない選手は、これまでは海外メジャー(および前後1試合)以外に年間1試合のみ許可されていた海外ツアーへの出場が、年間2試合に増やされた。これらはいずれも、海外メジャー(海外競技)での活躍が国内ツアー強化につながるという方針がベースとなっている。

複数年シードは最長15年→5年に

一方で、複数年シードの条件が整理された。これまでは公式戦の複数回優勝や賞金ランキング1位を組み合わせて最長15年が与えられていたが、「公式戦優勝:3年、メルセデス・ランキング1位:4年、上記の条件複数該当者:5年」と最長5年に改められた。

来季の第1回リランキングは7月の「ニッポンハムレディスクラシック」終了後に実施し、2週後の「大東建託・いい部屋ネットレディス」から適用される。第2回は9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に行われ、2週後の「スタンレーレディス」から適用。ただし、「大東建託−」前のオープンウィークにJLPGA主催競技が追加される場合は、その新規大会から新しいリランキングが適用されるという。