38人のフィールドによる年明け初戦の「セントリー トーナメント・オブ・チャンピオンズ」では多くの新ギア、なかでも長い番手の新クラブがベールを脱いだ。

キャロウェイの契約選手たちは注目に値する。情報筋によると、少なくとも10人の選手が、ハワイで新しい「ローグ ST ドライバー」を実戦投入。ジョン・ラーム(スペイン)、ザンダー・シャウフェレ、フィル・ミケルソン、そして新たに契約を結んだアブラム・アンセル(メキシコ)は、今週からこの新しいローグをバッグに入れたことが確認されている。

リリースされたローグ STには、最大26gのタングステンスピードカートリッジがヘッドの低く深い位置に搭載されており、これにより初速、安定性、慣性モーメント、そしてオフセンターヒットでのパフォーマンスが向上している。

さらには、キャロウェイの最新版ジェイルブレークフレームも搭載され、初速と安定性の向上を実現している。また、AIにより最適化されたフラッシュフェースが、低スピンと寛容性の向上により、スピードフレームを補完している。

ラームとシャウフェレはともに「ローグ ST ◆◆◆LS」を使用。ほかに「ローグ ST MAX D」、「ローグ ST MAX」、「ローグ ST MAX LS」がある計4種類のシリーズ中、最もスピン量の少ないモデルとなる。

460ccの「ローグ ST ◆◆◆LS」はツアー選手たちの好む、より小ぶりの形状で、ニュートラルからフェード寄りの弾道が打ちやすいモデルとなっている。

生活をかけてプレーする上では、パフォーマンスが美学に勝るとは言え、ラームが自身のドライバーについて語った通り、好みに合うのはプラスである。このドライバーはラームの愛車の色と同じカラーリングなのである。

「このドライバーは、マットなブラックという色が気に入っている。僕はマットな色が好きなんだ。僕は常にマットなブラックの車に乗っていて、本当にこの色が好きなんだ」と、世界ナンバーワンは大会前の会見で語った。「それに、F1ファンとしては、カーボンファイバーが透けて見えるのも良い。かなりカッコいいよ。良いルックスだね」

また、彼はミスヒットの際のスピン量の一貫性について「もちろん、ミスしたときに良ければ良いほど、僕にとっては助けになるよね」と述べた。

ラームは「ローグ ST」シリーズの発表イベントの際、ドライバーのスピン量は2200〜2500rpmの間、そして打ち出し角は10〜12度の間が好みだと明かした。また、彼はPGAツアー参戦以降、ドライバーには常に「アルディラ ツアーグリーン」の75TXシャフトを使用してきた。

「もう長いことシャフトは代えていない。もし合っていなければ、最初のスイングで感じ取ることができるんだ」とラーム。「良い感じであれば、何球か打ち続けることになる。最初の数スイングで、自分の打ちたいショット、自分のしたいスイング、そして自分の望む弾道で意図したウィンドウへ打ち出すことができるかを確かめ、その上で、異なるショットを試すようにしている。最も重要なのは、何よりも先に持ち球が打てることだね」

「東京五輪」金メダリストのシャウフェレは、すぐに新しいクラブと恋に落ちたと語った。「ちょっとしたドローとちょっとしたフェードを打ってから、フィッターに『これは役目を果たせる』と言ったんだ」

察するにオプティフィットホーゼルの構成を引き合いに出したものと思われるが、シャウフェレは「ヘッドにはかなり多くのオプションがある」ため、フィッティングはわずか20〜30スイングほどで終了したという。

今週、シャウフェレはメディアに対して「もし、ドライバーで3球打って、そのうち2球が良いドライブで、変なスイングが1回あったとすると、僕にはそのドライバーが良いというのが分かるんだ。キャロウェイのスタッフはみんな、僕が1回でも変なドライブを打つと、クラブを僕から取り上げるんだ。と言うのも、彼らは僕が続けて1、2球打たないことを知っているから。彼らは僕が補正し始めてしまうことを知っているんだ」と述べた。

いずれにせよ、シャウフェレは今回の乗り替えについて「楽な変更だった」と語っている。

シャフトの先に高い安定性、そして中間セクションに硬さを求め、シャウフェレは12月「ヒーローワールドチャレンジ」で、ドライバーのシャフトを三菱ケミカル カイリホワイト70に変更した。彼は新しいトリプルダイアモンドでも、引き続きこのシャフトを使用している。

インスタグラムで新しいローグを「ゲーム・チェンジャー(ゲームを一新する)」と称したミケルソンは、今週から藤倉ゴム工業ベンタスレッドシャフトを挿した「ローグ MAX LS」を使用している。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)