◇米国男子◇セントリートーナメント・オブ・チャンピオンズ 3日目(8日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7596yd(パー73)

例年20アンダー以上が出るロースコア合戦の大会ではあるが、今年は一味違う。

首位で最終日を迎えるのは通算26アンダーをマークしたキャメロン・スミス(オーストラリア)と世界ランキング1位のジョン・ラーム(スペイン)。ともに54ホール終えて193ストロークとし、2014年「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」(現「ザ・アメリカンエキスプレス」)でパトリック・リードが記録した通算27アンダー(192ストローク)に次ぐアンダーパー記録となった。

スミスは17アンダー首位からスタートし、9バーディ、ノーボギーの「64」でホールアウトした。3日間のパーオン率は46/54(85%)も、スコア貢献度を示すパッティングのストロークゲインドは全体1位の「6.180」を記録。20年「ソニーオープン」で個人戦初勝利を挙げた好相性のハワイで完全優勝を狙いにいく。

そのスミスに「確実に最高のパッティングをしていた」と言わしめたのは「61」をマークした同組のラームだった。18ホール中16ホールでパーオンさせ、パット数は「24」。後半では「お互いに刺激し合った」とスミスとバーディ合戦を演じ、15番(パー5)でイーグルを奪うなど終盤5ホールで6つスコアを伸ばした。

「“バーディトレイン”に乗るときょうのようなことは起こり得るよ」。2019年に優勝したザンダー・シャウフェレのコースレコード「62」を更新する形となり、「このコースは熱くなる。明日も同じようにできれば」と闘志を燃やした。

この日は、ジャスティン・トーマスも「61」をマークして、32位から首位に9打差の8位に浮上。「優勝するチャンスはあるかもね」。2017年に同じくハワイで行われた「ソニーオープン」で「59」を出しており、ハワイで2つ目のコースレコード記録を手にした。「61」以下で回った数はツアー最多の5回目。2020年大会覇者が圧倒的な存在感を見せつけて最終日に臨む。(ハワイ州カパルア/石井操)