◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(19日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

日本勢でただ一人午後組でのプレーとなった木下稜介は、スタートホールの10番で目を疑った。3Wを握ったティショットは真っすぐ飛んでフェアウェイへ…のはずだったが、その先を横切る小川に消えていた。

打ち下ろし、下り傾斜などを考えても「(番手を下げて)クリークを持つ選択肢はなかった」。想定外だったのは、硬さを増していたフェアウェイの転がり。いきなりダブルボギーを喫し、バーディを奪い返した直後の14番(パー3)では左へ大きくミスしてアンプレヤブル。出だし5ホールで2つ目のダブルボギーとなった。

「スタートホールでビックリして、つまずいた感じはあったけど、全体的にまだまだ。国内である程度できていても、こっちに来ると全然通用しない。もちろん自分の力を出し切れていない部分もあるんですけど、それ以上に難しい。向き合って、頑張るしかない」。ショット、パットとも大苦戦して「79」と崩れ、声を震わせた。

星野陸也も折り返しの10番で刻んだティショットが左サイドのハザードギリギリに止まった。「大丈夫だろうと思って打ったのがラフまで。(入らなかったのは)たまたま運が良かっただけ。ほぼ、池でした」。パープレーで乗り切った前半から一転、このホールのボギーからスコアを落としていった。

フェアウェイの転がりに加え、風の読みにも悩まされたという。最終18番はティショットが予想以上に飛んでいた。2打目の直前、アゲンストの風は弱まっていると判断したが「案の定、(風で戻されて)バンカー」。ピン方向に打てず、横に出してボギーフィニッシュで「74」。同組のマット・クーチャーは「67」で回った。「メチャクチャうまかった。安全に攻めたり、中弾道で攻めたり、チャンスが来たらバーディを獲る。自分もそういうプレーができるように」と必死に前を向いた。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)