◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(19日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

日本一曲がらない男・稲森佑貴は米国でも健在だ。パー3を除く14ホールでフェアウェイキープ失敗はわずか1回。それでも、汗をぬぐって息を吐く。「フェアウェイにいても大変ですね。長い番手を握っているから、グリーンをキャッチしても、手前に落としても、結構(グリーンの外まで)走っていってしまう」。ほぼすべてのホールでフェアウェイから打てるアドバンテージをもってしても、パーオン率は55.56%(10/18)だった。

平均スコアが「4.5」を超えた最終18番。491ydのパー4はアゲンストの風も吹いて初日の最難関ホールと化した。1Wショットでやはりフェアウェイに置いたが、当たりも良くなかった分だけセカンドの距離が残った。「(打ち上げを入れた残りが)エッジで230、ピンが250yd。“今日イチ”レベルのショットを打たないと乗らない」。3Wを強振しつつ、グリーン左手前のバンカーだけは避けるマネジメント。花道左のラフから右奥のピンに寄せきれずにボギーフィニッシュとなった。

1バーディ、3ボギーの「72」。3つのボギーは500yd超のパー4となる2番、249ydのパー3となる8番、そして18番。いずれも距離があり「僕の中では一番きついホール」と覚悟していた。それだけに「3つともしょうがない部分もあるボギー。その分、バーディでチャラにしたかった。決めきれたのが1個(13番)だけだったので、ちょっと歯がゆいラウンドだった」と悔しがった。

初めての米国メジャーで持ち味を発揮しつつ、厳しさにも直面した。このまま予選通過圏内で耐え抜けば、大きな経験値になる。(オクラホマ州タルサ/亀山泰宏)