◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(19日)◇サザンヒルズCC (オクラホマ州)◇7556yd(パー70)

3サムを形成したロリー・マキロイ、ジョーダン・スピースからは50yd、ときには70yd以上後ろから2打目を放つシーンもあった。タイガー・ウッズはホールを進めながら、キャディのジョー・ラカバ氏と話していたという。

「今のゴルフは昔と違ってとにかくアグレッシブ。リー・ジャンセンやスコット・シンプソン、ニック・ファルドがプレーしていた頃のゴルフはもう終わったのさ。1Wでぶっ飛ばして、調子が良い週にチャンスが巡ってくる」。アドバンテージを飛距離で取るパワーゲーム全盛の時代。ウッズもまだ300yd超の1Wショットを見せるシーンはあれど、若手に比べるとそのマネジメントはやはり堅実と言えた。

大歓声を浴びた開始10番でウェッジショットをピンそば1mにつけて、バーディ発進。5mのチャンスをものにした14番(パー3)で2つ目を決めたが、続く15番でロングアイアンでの第1打を右ラフにこぼしてボギーにすると後退に転じた。

「きっちりアイアンでフェアウェイに打てていればそう離されることもなかったが。彼らとは違うゲームプランだった」。後半4番ではスティンガーショットが左のラフへ、直後の2打目をバンカーに落としてまたボギー。2アンダーだった開始5ホールで膨らんだ期待はしぼんでいき、「74」で4オーバー。首位に立ったマキロイとは9打差がついた。

前回サザンヒルズCCで行われた2007年大会も、初日はオーバーパーだった。1オーバーで迎えた2日目に「63」をたたき出してトップに浮上し、そのまま逃げ切った。ただ、15年前と今とではコンディションに雲泥の差がある。昨年2月の自動車事故から奇跡の復活を遂げたのが4月の「マスターズ」。今週はカムバックして2戦目で、時折、右足の痛みを我慢するような表情も見せた。

「期待したほど足の感覚が良くない。回復のプロセスを経て、あしたに臨みたい」と99位からの巻き返しを誓う。約1カ月前のオーガスタでの戦いと同じように、宿舎では氷風呂で患部を冷やすなど入念で過酷なケアを行うという。