◇国内女子◇ニチレイレディス 初日(17日)◇袖ヶ浦CC新袖C(千葉)◇6563yd(パー72)

ツアールーキーの佐藤心結が1イーグル7バーディ、1ボギーの「64」でプレー。スコアを落とすことなく「29」で回った後半のアウトコースでは、順位やスコアを気にせずにただ目の前の一打に集中していたと振り返った。「今までにない感覚。“ゾーン”に入るってこういうことかな」。5月の「ブリヂストンレディス」まで7試合連続で予選落ちを喫する「どん底」を味わったが、自己ベストを2打更新するスコアで単独首位発進を切った。

全国各地を行脚する転戦生活を始めて3カ月、18歳の体に疲労はないもののメンタル面で大きな壁にぶつかっていた。4月「富士フイルム・スタジオアリス」から止まらない予選落ちに「1試合やる毎に自信がなくなっていった」。ショットが曲がり始め、伸ばしたいパー5でスコアメークできない。中盤戦の出場権確保に向けて焦りもちらついた。

「落ち込みすぎて、つらくて、美味しいご飯を食べているはずなのに美味しく感じない。何をしてもうまくいかない、そういう時期だった」

三觜喜一(みつはし・よしかず)コーチから助言を受け、苦手な20、30yd程度のアプローチショットを練習。マネジメントもあえて打ち込み過ぎずに距離を残すような攻め方に変え、「攻めと守りをはっきり。中途半端なことをしないように」と考え直して打開した。少しずつ自信を取り戻し、さらに直近3試合の予選通過で精神状態も上向いたという。

「はい上がるしかない。立て直さないといけない」と気持ちを切らさず、悪いスコアだった日は「すべてポジティブに考える。良かったところを思い出して『ここは良かったからこのまま行こう』とか『自信持って』って」とメンタルをコントロールしてきた。前週に最終日最終組で奮闘した同年代の尾関彩美悠がくれた刺激もスパイスにする。(千葉市若葉区/石井操)