◇LIVゴルフシリーズ◇LIV招待 ポートランド 最終日(2日)◇パンプキンリッジGC(オレゴン州)◇7641yd(パー72)

サウジアラビアの資金を背景とした超高額賞金、PGAツアーとの対立、予選カットなしの54ホール競技といったフォーマットがクローズアップされることが多い「LIV招待」。既存の勢力にとって脅威となる一方、その登場がゴルフ界に新たな動きをもたらしているのも確かだ。まだまだ未知な部分が多い新リーグの現場に潜入する。

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新リーグの特色のひとつが個人戦と並行して行われる団体戦。1組4人の12チームに分かれ、初日と2日目は各組の上位2人の合計スコアを、最終日は上位3人のスコアを採用し、合計ストロークで最も低いチームが優勝する。

個人戦はもちろん、団体戦でも1位を決めるためのプレーオフが存在するが、そのフォーマットは少し“ややこしい”。というのも、個人戦、団体戦ともに54ホール終了時点で1位が決まらず、同時に実施する可能性があるからだ。

基本的に18番を使用ホールとして設定しつつ、両方が実施される場合は団体戦を16番と17番(パー5)で行う。個人戦のプレーオフに進む選手が団体戦でも対象チームに所属しているケースでは個人戦が優先される。

チームキャプテンは最終ラウンドの前に4人のメンバーを1番から4番までランク付けし、個人戦に絡まないランク上位2人が代表して団体戦のプレーオフを戦う。2人がそれぞれのボールでプレーし、合計ストロークで勝敗を決める。

フォーマットとして明記されているのは1位を決めるプレーオフのみ。気になったのは1位300万ドル、2位150万ドル、3位50万ドルとなっている団体戦の賞金について。例えば2位に3チーム以上、もしくは3位に2チーム以上が並んだ場合はどうやって順位を決めるのか。

問い合わせると「『タイブレークシステム』で決まる」との回答。しかし、その詳細についてはメディア担当者も把握できていなかったのか、一気に歯切れが悪くなった。

日本勢4人で構成されたトルクGCは稲森佑貴が最終ホールでバーディを奪い、11分遅れでティオフした最終組を残してトータル11アンダー3位タイで終了。3位の決定方法について知らされていなかったため、情報を確認しているうちにライバルチームのカルロス・オルティス(メキシコ)が土壇場でバーディとして4位が確定した。

ちなみに優勝会見など全てが終わった後に再び「タイブレークシステム」について聞いたところ、並んだチーム数で均等割りという、ごく一般的なものだった。(オレゴン州ノースプレインズ/亀山泰宏)