◇国内女子◇資生堂レディスオープン 最終日(3日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6570yd(パー72)

気象庁が観測史上最も早い関東地方の梅雨明けを発表したのは6月27日。すでに続いていた猛暑は大会をもろに直撃した。初日から気温33.9度を記録するなど連日30度超え。そんななか、女子プロたちはどんな酷暑対策を実践していたのか。

優勝した青木瀬令奈は、館林市や伊勢崎市など暑さで有名な市が多い群馬県の出身。「暑さには強いとは思う。クラっとしたり、熱中症になったことはない」と、タフなコンディションの中でもその強さを発揮して4日間を戦い抜いた。冷感の長袖インナーシャツなどを着用、肌の露出を避けている印象がうかがえた。

吉田優利は、暑さ対策の基本である「水分補給」を徹底した。「『そんなに飲む?』ってくらい多く飲むように。中から涼しくなる感じっていうのは、熱中症にならないためにはすごく大事なんじゃないかな。(1日)2リットルちょっとは飲んでると思う」と、“量”と“回数”の両方を意識していると話した。

ほぼ全選手が欠かせなかったのは「日傘」。稲見萌寧は「傘をずっと差して、ヤーデージブックであおいでいた」と話した。吉田も「なるべく日傘を差したりとか、日陰にいたりとか、そういう基本的なことから」と、日にあたる時間を極力短くして体力の消耗を避けた。日陰がほとんどないフェアウェイを歩き続ける選手たちにとって、日傘は“マストアイテム”となった。

ユン・チェヨン(韓国)も「水をたくさん飲むようにしている。あと日傘」と基本的な対策に加えて、「なるべく冷やすように」と氷嚢も使いながらラウンド。氷嚢派はほかにも多数いたが、ユンはさらにこの時期、「よくうなぎを食べる」と言い、夏バテしないように食事にも気をつけているという。

原英莉花は「肌に直接塗ってスースーするやつが気持ちかった」と冷却系のスプレーを多用。サイ・ペイイン(台湾)も「冷たくなるスプレーとか帽子」を使ったといい、さらに「冷麺とかスイカとか熱を出す食べ物は食べていますが、アイスとかは食べないですね。スイカを食べると体温がすぐ下がります」と対策を説明した。

今大会は、普段マスク着用が必須になっているラウンド後のインタビューも、熱中症対策のため選手のみマスクを外して行われた。また、“密”にならない場所ではマスクを外して観戦しているギャラリーも多く見られた。

それにしても、あの炎天下で熱戦を繰り広げた女子プロのタフさには恐れ入った。(横浜市旭区/内山孝志朗)

<大会4日間の天候と最高気温> ※いずれも大会発表

初日(6月30日):晴れ 33.9℃

2日目(7月1日):晴れ 33.2℃

3日目(7月2日):晴れ 31.7℃

最終日(7月3日):曇り 31.0℃