◇女子メジャー第5戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 3日目(6日)◇ミュアフィールド (スコットランド)◇6649yd(パー71)

ここ最近悔しい試合が続いていた渋野日向子が、優勝争いに食い込んだ。初日に「65」をマークして首位発進。2日目は「73」で後退したが、3日目に「66」をマークして2位に浮上した。今週、これまでとは決定的に変わったことがある。「見たらわかる、私の表情」−。

この日は特に笑顔が光った。ひとつ目のバーディを獲った3番は、1mにつけて明るい表情でグリーンへ。7番で4m弱を決めて会釈で観客の声援に応えると、はにかみながらキャディとグータッチ。「最近の自分とまったく違いすぎて。心からゴルフを楽しんでいるなと思います」と、フェアウェイを歩く姿はいつ見ても楽しそうだった。

優勝争いをのびのび楽しむ姿が世間を魅了したのが2019年。当時はメジャーも海外の試合も初めてで、経験するすべてが新鮮だった。3年経ったいま、当時とは違った楽しさを体感している。「いろいろ変えたり覚えたりして、それを発揮できたと思えるショットが多かった」と、積み重ねてきたことが、結果としてついてきたことが気持ちいい。

この日は3番のバーディを皮切りに、3m以内のチャンスに次々つけた。「縦距離が合っていましたし、本当にショットがすごく安定していた」と自信を持って振れている。

予選落ちを気にすることなく戦える週末は、思い切りやりたいことをやればいい。6月の「ショップライトLPGAクラシック」以来の決勝ラウンドに、「思い残すことはないし。あしたもあるけど」と笑う。

首位との5打差は、遠いとは思っていない。「これだけ風があったら、わからない」。自信を含んだ笑顔は、きっと今年もファンを魅了するに違いない。(スコットランド・ガレイン/谷口愛純)