◇米国男子プレーオフ第1戦◇フェデックスセントジュード選手権 2日目(12日)◇TPCサウスウィンド(テネシー州)◇7243yd(パー70)

インド系米国人のサヒス・ティーガラはルーキーイヤーの今季、初優勝にあと一歩に迫る活躍を続けた。2月の「WMフェニックスオープン」で3位、6月「トラベラーズ選手権」で2位。フェデックスカップポイントランキングは40位で、現段階で260万ドル(約3億4717万円)を稼いでいる。

それでいて、24歳の愛車は今のところ“億万長者”らしくないかもしれない。フォルクスワーゲンのパサートの走行距離は10万マイル(約16万km)を超えている。最近もちょうど700ドル(約9万3000円)の修理を施したところ。下部ツアーからのたたき上げで、出場のチャンス、タイトルをつかむのに必死のスケジュールを過ごしてきた。

もちろんプレーオフシリーズは初挑戦。第1戦は通算7アンダーの9位で決勝ラウンド進出を決めた。ロースコア合戦には「簡単なゴルフ場ではないのに、みんな簡単にプレーしているみたい」と驚きもあるが、3試合目の最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)出場がかかるトップ30入りも視野に入る。

年間王者に1800万ドル(約24億円)が付与されるフェデックスカップはランキングが上位であればあるほどボーナスもアップ。「良い車を持つことが夢だった。最初に買おうと思うよ。お金を使うことはあまりないんだけど、オフに見てみようと思う」。夢中で戦い抜いたシーズンも残すところあとわずかだ。(テネシー州メンフィス/桂川洋一)