◇シモーネ アジアパシフィックカップ 初日(18日)◇ポンドックインダGC(インドネシア)◇6806yd(パー72)

渋野日向子は「今までで一番、人のプレーを見とった」と笑顔で振り返る。プロの試合に初出場するアマチュアの妹・暉璃子(明大)と初めて同組で回った。この日ピンクのシャツでそろえた姉妹はホールアウト後に「メッチャ楽しかった」と声をそろえた。

日本人も多く住むジャカルタ開催とあって、この日もっとも多くのギャラリーを引き連れた。それでも姉から「緊張しないタイプ」と評される通り、妹は堂々たるプレー。得意のショットでしっかりグリーンを捉えていった。しかし、「パターがちょっとヤバすぎて…」とグリーン上の距離感に苦戦。姉にも通ずる強気のパットは返しで微妙な距離を残し、我慢の連続だった。一番近くで「ナイス!」と励まし続けてくれる声が心強かった。

「パーオン率、高かったね。完璧でしょ。とりあえず1日目クリア」と褒めちぎった姉だが、それだけでは終わらない。「個人的に2回ドライバーで勝ったけん、良かった。そこが大事」とニヤリ。1Wショットの飛距離で勝る妹をアウトドライブした場面ではガッツポーズを作ってみせた。

スコアは姉の1オーバーに対し、妹が3オーバー。試合モードの姉について「(普段と)あまり変わらない」と言いつつ、「気付かないうちにスコアの差がついているような感じ」と違いを感じ取れたのは19歳にとって貴重な経験だ。

姉妹チームは9位発進となり、2日目も同組でインコースのトップスタートに入った。「(チーム合計で)4オーバーか。頑張ろう!」。姉の号令に妹も力強くうなずき、2人でパッティンググリーンに向かった。(インドネシア・ジャカルタ/亀山泰宏)