◇国内男子◇シンハン ドンヘ オープン 3日目(10日)◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7065yd(パー71)

「エースを使っていたときは自信を持って振れていた。今は良くないので、それがスイングにも出てしまう」

8月の「日本プロゴルフ選手権」が終わり、3月に使い始めたエース1Wのヘッドが破損。そこから、近藤智弘の“新エース1W探しの旅”は始まった。スペアとして持っていたヘッドは個体差もあって、手に馴染まなかった。その後、同じモデルのヘッドを5個以上、シャフトも5種類以上を試したが、未だエースは決まっていない。

クラブを替えたことによって生じたわずかな“ズレ”は、スイングにも影響を与えた。「クラブばかりに集中して、ゴルフに集中できなくなってしまうのが嫌。(不調の原因が)自分なのかクラブなのかの2つになると、よく分からなくなる」と頭を抱える。

この日のスタート前は、初日に使っていたドライバーで練習していたものの、しっくりこない。急きょ、以前使用していたブリヂストンの2013年モデルの1Wを引っ張り出した。「メンタル的に無理だったのもあって、前半はぐちゃぐちゃになってしまった」とノーバーディ、1ボギーで折り返した。後半は一転、ノーボギーの4バーディで「68」にまとめ、通算12アンダー11位で3日目を終えた。「後半も良くはないけどいろいろやりながら。気持ち良くはないけど、それなりにって感じで」

パー3以外の14ホールの内8ホールで「打ちたくなかったけど、練習も兼ねて」とめげずに1Wを握ったが、フェアウェイキープ率は「35.714%」で全体65位だった。「もうスイングが崩れてしまっているので自信を持って振れないし、いい球も出ない」。今週は3日間、日ごとに異なるドライバーを使うなど苦悩は続く。

主催者推薦での出場。なんとか上位で4日間を終えたいが、「自分のためにも少しでもいいゴルフをしたいのでくじけずに頑張りたいけど、さすがにちょっとキツイかな…」。身体を気遣って普段は控えているというラウンド後の練習を終えても、表情は晴れないままだった。(奈良市/内山孝志朗)