◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 3日目(10日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

緻密なマネジメントが持ち味の古江彩佳は、米ツアー参戦初年度の今季も20試合に出場して17試合で予選を通過(決勝進出のマッチプレー競技を含む)と安定したプレーを続けている。

キャディのマイク・スコットさんとのコンビも堅実な戦いを支えている。ティイングエリアが前に出され、490ydのパー5となった後半12番。1Wを持ちたがった古江を相棒が制し、3Wのティショットからバーディにつなげた。

そんな2人が終盤に入って勝負に出た。16番パー4は左からバンカーがせり出してフェアウェイが狭くなっており、手前に刻めば2打目で長い番手を持つことになる。

最初は3Wを持っていた古江だが、1Wに持ち替えて強振。バンカーを越えた土手に届かせて下り傾斜を転がったボールは、同組のハンナ・グリーン(オーストラリア)もアウトドライブしていた。あと1yd足りなければ、バンカーに突き刺さっていたかもしれないギリギリのショット。「アゴを(距離測定器で)測ったら225とか226yd。打ち上げも入れれば(キャリーで)230ydは必要だった。フォローの風とドライバーを振りにいったら行けるかなというのに賭けて、(1Wに)急きょ変えました」と明かす。

グリーンも硬さを増し、ピンポジションもシビアだったムービングデー。「予選ラウンドだったら、やっていないかもしれないですね」。チャンスを作っていくためには、攻め方を変えることが求められる場面だった。ハイリスクハイリターンの一打を成功させながら、バーディを奪えなかったのがもどかしい。「あとはパターが入るか入らないかのスコアだったと思います」と悔しがった。

アゲンストの風に立ち向かう上がり2ホールも1Wの出力を上げて飛距離を稼ぎにいった。特に446ydと長いパー4の18番は「チャンスをかけて、振りにいきました」。残り215ydから3Wで5mにつけたが、やはりバーディパットがカップに消えてくれない。パープレー「72」と納得の数字とはならなかったものの、勝負師の顔をのぞかせた18ホールは今後の戦いにもつながっていくはずだ。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)