◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 最終日(11日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

10番スタートの先頭、午前7時30分とまだ薄暗い時間にスタートした畑岡奈紗が意地を見せた。6バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算7アンダー20位。6月「KPMG全米女子プロ選手権」からトップ20入りは7試合連続となり、「3つ伸ばして終われたのは最低限良かったかな」と少しだけ笑顔を見せた。

後半に入ってショット、パットともに本来の良さが出る場面があった。3番(パー3)は左手前に切られたピンに対し、8Iのコントロールショットで2m弱に絡めた。「2日目、3日目とそういったショットが少なかった。やっとピンに重なっていってくれた」。前日に硬さ、速さとコンディションの変化に苦しめられたグリーン上でも、5番でフックラインを読み切り、7mほどをジャストタッチで沈めた。8番(パー3)でも同じくらいの距離を決めてバーディ。「うまくパッティングできたところはあった」と話す。

次週は試合に出場せずフロリダ州オーランドで調整。ディフェンディングチャンピオンとして大会3勝目を狙う「ウォルマート NW アーカンソー選手権」(23日〜/アーカンソー州ピナクルCC)に備える。

ポイントに挙げるのはロングゲーム。今週は1Wや3Wのティショットで思い描く高さを出せず、イメージよりも転がりすぎてラフにつかまるシーンがあった。アドレスの姿勢、ボールとの距離感、足の加圧、右ひざを動かしすぎないこと…チェック項目は多岐にわたるが、「去年までは『何でかな?』っていうのが多かった。いまは悪くても割と原因が分かってきて、やることは多いですけど、明確になったというか、それをクリアしていけば『こういうボールが出るんだろうな』っていうのは分かってきたかな」。黒宮幹仁コーチとの取り組みが思考をクリアにしてくれている。

ピナクルCCでは昨年、3日間大会で2度のホールインワンという離れ業も決めた。「思い入れのあるコースのひとつですし、しっかり来週調整して、自信を持ってアーカンソーに行けたら。(オープンウィークの)1週間はあっという間で、練習だけで終わっちゃうと思う」と力強く2週後を見据えた。(オハイオ州シンシナティ/亀山泰宏)