◇米国男子◇フォーティネット選手権 初日(15日)◇シルバラードリゾート&スパ (カリフォルニア州)◇7123yd(パー72)

黒いシャツに赤いパンツ。スリクソンカラーを思わせる装いで新シーズン開幕戦に臨んだ松山英樹が住友ゴム工業(ダンロップ)の新作1Wとみられる「ZX5 MKII LS」を投入した。

霧でスタートが遅れる間も最終チェックを重ねてティオフ。初めてドライバーを握った前半13番は左サイドのバンカーに入れた。タイトなコースにあって、練習ラウンドでは使わなかった後半4番でも1Wを振っていった。

なかなか納得の一打をフェアウェイに運べない中、6番では右に打ち出したボールが左へと戻ってくるイメージに近い軌道を描いた。「そのほかがダメなんで、何とも言えないですね」と評価には踏み込まなかったが、打った直後にはわずかに白い歯ものぞかせた。

当初の予定からスタートが1時間半遅れたといっても、朝は冷え込む。出だし10番でボギー先行、14番はフェアウェイからのアイアンショットを右サイドのバンカーに落として2個目のボギーを喫する苦しい序盤をはね返した。

スコッティキャメロンのピン型ながら、エースとは異なるパターをバッグに入れたグリーン上。16番(パー5)で4m強を流し込んでシーズン最初のバーディを奪った。18番(パー5)もウェッジショットを絡めてスコアを戻してからは、巧みなショートゲームを生かした必死のスコアメークが光った。ニアサイドのバンカーにこぼした1番でピンチをしのぐと、続く2番(パー3)もティショットが右ピン手前のバンカーへ。見上げるようなアゴを越えるギリギリの高さで1.5mにつけ、慎重にラインを読んだパーパットをしっかり沈めた。

「オーバーパーにならずに行けたので良かった」と振り返るナイスリカバリーを続けた後、上がり5ホールの3バーディで3アンダー「69」。例年伸ばし合いが展開されるコースで出遅れることなく、フィールドトップランカーの貫禄を示した。「それなりのスコアは出せた」と言ったその足でドライビングレンジへ。1時間半ほど行ったショット練習のほとんどを、複数個体を試しながらの1W調整に割いた。(カリフォルニア州ナパ/亀山泰宏)