◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 2日目(16日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7063yd(パー72)

今年の七夕、7月7日に27歳の亀代順哉は人生の節目を迎えた。かねて交際していた一般女性、慈(めぐみ)さんと入籍。5学年上の姉さん女房は、遠征に帯同し食事面からウェアの洗濯といった身の回りの世話をしてくれるがゆえに、感謝してもしきれない。精神的にも「すごくポジティブな人なので力をもらっています」とサポートが頼もしい。

ただし…そう、ひっそりと陰で支えられるだけではなく、実は背中を強く、結構強く押されてもいる。今大会の開幕前日、練習後に新妻と札幌市の円山公園を散策していると、突然言われた。「走っておいで。体がなまるから」。広場を5周、6周…。「はい、もう1周」。走る様子をスマホで撮影されるがまま、許しをもらえたのは10周目が終わった頃。デート中に思わぬところで体力を使ったが、翌日に首位発進を決めたのだから「嫁さんのおかげなのかもしれない」と言わざるを得ない。

ゴルフではロースコアの翌日のプレーは難しいと言う。亀代も前半は停滞。序盤2番のボギー先行からなかなかスコアを戻せず、耐える展開になった。

それだけに2連続バーディフィニッシュは週末への大きな力になる。2mの下りのフックラインを読み切ってガッツポーズを作ったのが最終18番。「思ったように切れてくれた。前半がずっとガマンで、後半にやっと流れが良くなってくれた」と、トップの座は明け渡しながら「69」での通算11アンダー3位には手応えもある。

後半戦に入った今シーズンは現在、賞金ランキング64位でまずはシード確保が目標。「こういう良いところで決勝ラウンドを迎えられた時は優勝も狙いたい」と虎視眈々とチャンスをうかがう。今年唯一のトップ10入りとなっている7月「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」も北海道での試合。相性の良さも自信に、夫婦でその瞬間を待つ。(北海道北広島市/桂川洋一)