◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 3日目(17日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7063yd(パー72)

ホールアウト後のドライビングレンジに今平周吾が姿を見せることはめったにない。昔から天才肌でもあり、シーズン中はコンディション調整を最優先させるから。それがこの日のラウンド直後は、加藤大幸キャディに「練習に行く」とポツリ…。「今季初めて? そうかもしれない」とニヤリとした。

ショットで「風に対応できなかった」のが出だしの2連続ボギーに直結した。2番では第1打が左サイドの木の枝に当たり、真下の池にポトリ。首位の池田勇太との差はスタート時の1打から4番終了時には5打に広がった。

どうにも納得いかなかったのが3つ目のボギーにした7番だった。3UTで「230ydくらいを打つつもりだった」ティショットは、まさかの150ydドライブ。

「10cmくらいダフりました。あまり打ったことがない…。恥ずかしいっス。なんもなかったんですけど、“マンダフ”(めっちゃ、ダフったの意)」。顔に泥がかかり、ティイングエリアにできた大きなディボットの中のティペグを見て、「アマチュアみたい…」と肩身を狭くして2打目地点に向かった。

その後を2バーディ、ボギーなしで回り、なんとか「72」で通算15アンダーをキープ。池田が後半に失速したおかげで3打差に踏みとどまった。「まだ優勝を狙える差にはなったので、あしたに備えたい。池田選手はすごい選手なので、追いかける立場としては気合いが入る」。珍しい“居残り”はその気持ちの表れかも。(北海道北広島市/桂川洋一)