◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

タイトル奪取を阻む痛恨の一打だった。プレーオフ2ホール目、星野陸也の第2打はグリーン左手前のバンカーに落ちた。3Wでのティショットをフェアウェイに置き、アイアンでチャンスを作りたかった場面でのミス。3打目はピンの向こうのカラーに到達し、バーディを奪えず、「悔いが残るショットになりました」とこぼした。

石川と同じ首位に3打差2位からスタートし、後半10番で2打目をピンそば1mにつけるバーディで単独トップに躍り出た。一時は後続に2打をつけ、2週前の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」に続く出場試合2連勝に近づいたが、15番で2打目をピンそば4mにつけながらボギー。「バーディチャンスから3パットのボギーで、ちょっと流れが悪くなってしまった」。「69」と伸ばし切れないまま、失ったリズムはプレーオフでも引き戻せなかった。

勝負が決まったプレーオフ2ホール目、石川は第1打を大きく右に曲げ、左ラフからの3打目をピン手前4mにつけてウィニングパットを決めた。「ラフから風とフライヤーの計算が難しい状況で、あのバーディチャンスに置いた遼さんはスゴイなと思いました」と星野。ジュニア時代から親交のある“兄貴分”を素直にたたえた。

「良い位置からしっかりバーディを獲れなかったところが今回負けた要因かなと思います。プレーオフまで行って、最後に勝ち切れなかったことが悔しかった」

敗れはしたが、賞金ランキングで3位から2位に浮上した。大会前に約5763万円差あった比嘉一貴との差を約3991万円差に詰めた。シーズンは残り3試合。「調子はすごく良い感じなので、きょうの負けをしっかり次にリベンジできるように。残りの試合でもう1勝して頑張りたい」と顔を上げた。(静岡県御殿場市/桂川洋一)