アマチュアとして「ザ・アメリカンエキスプレス」を制覇したニック・ダンラップは、プロへ転向する決断を下し、PGAツアーのメンバーシップを受託した。そして今週、2024年シーズンの昇格大会(シグニチャーイベント)第2戦「AT&Tペブルビーチプロアマ」でプロデビューを果たした。

時として、プロへ転向するアマチュアは、それを機に用具契約を結び、使用するゴルフクラブを変更することがある。しかし、今のところダンラップはその限りではない。水曜のペブルビーチGLで、ダンラップは2週前に優勝した際と同じセットアップをバッグに入れていた。

ダンラップはアラバマ大2年生のときにテーラーメイドとNIL契約(※編注:自身の肖像権を使用するスポンサー契約)を結んだと述べたが、「ペブルビーチプロアマ」の水曜にGolfWRX.comが取材した際、プロ転向とともにその契約は正式に終了し、今週は用具契約フリーでプレーすることを認めた。

ダンラップは現在、テーラーメイド「Qi10 LS ドライバー」、ピン「G425 LST フェアウェイウッド」、「スリクソン ZX ドライビングアイアン、テーラーメイド「P7MC アイアン」(4〜9番)、テーラーメイド「MG3 ウェッジ」(48度)と「MG4 ウェッジ」(52、56、60度)、そして本人曰く4、5年使用しているオデッセイ「オー・ワークス#7」タンクパターを使用している。

ダンラップによる歴史的な勝利の後、GolfWRX.comはダンラップが11歳の頃から担当しているテーラーメイドの上級ツアーレップ、コリー・ジョンソンに話を聞いた。

「ニックのドライバーのボール初速は通常、(時速)180(マイル)台中盤(約82m/s)で、4段階の速度を操ることができます。ニックは左へ行かず、低いティショットを打つ際にスピン量を維持でき、狙った枠へ打ち出せるドライバーを求めます。『Qi10 LS』は、彼の以前のドライバーと比べて時速2マイルほど速く、若干打ち出しが高いですね」とジョンソンは説明した。

「ドライバーで常々トリッキーとなっている部分は、ニックが左へ行かないドライバーを好みつつ、彼の見た目にはかなりアップライトなクラブヘッドが合っていて、44.75インチほどあるところです。彼が最高の状態でプレーしていると、ドライバーはプッシュ・ストレートのような弾道で、ボールは一切曲がりません。現在は自分の思い通りのラインに打ち出せるよう、ドライバーを“Stdアップライト”のポジションにセットし、スライド式のウエートは“フェード”ポジションの端にセットしています」

ダンラップはPGAツアーで戦い、勝つ上で然るべきギアを装備しているが、引き続きアラバマ クリムゾンタイド(アラバマ大学スポーツ部の名称)を代表してプレーする心構えを持っており、ウェッジには画像の通り同校のカスタム刻印が施されている。

アマチュアのプレーイングパートナーであるジョー・カーネンとともに、ペブルビーチでプロデビューを飾ったダンラップの使用ギアは以下の通り。

<ニック・ダンラップのクラブセッティング>

ドライバー:テーラーメイド Qi10 LS(9度)

シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX HZRDUSスモークグリーン(重さ60g台、硬さTX)

3番ウッド:ピン G425 LST(14.5度)

シャフト: 三菱ケミカル テンセイAV Rawホワイト(重さ80g台、硬さTX)

アイアン:スリクソン ZX(3番)、テーラーメイドP7MC(4〜9番)

シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX HZRDUSブラック105(3番)、トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100(4〜9番)

ウェッジ:テーラーメイド MG3(48度)、テーラーメイド MG4(52、56、60度)

シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド ツアーイシュー(X100)

パター:オデッセイ オー・ワークス #7 タンク

ボール:タイトリスト プロV1

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)