今週の「メキシコオープン」でタイトル防衛を目指すトニー・フィナウは、昨年優勝した時とは大きく異なる14本を携えてビダンタバジャルタへやって来た。

2023年の優勝ギアセットアップと比較すると、フィナウはいずれも新しいドライバー、3番ウッド、ピン ブループリントSアイアン、そしてピン s159 (50度)とゲイブゴルフ6109“ザ・サージョン”(61度)といったウェッジをバッグに入れている。フィナウが当時と替えていないのは、長年愛用するナイキ ヴェイパーフライプロの3番アイアン、56度のピン グライド4.0ウェッジ、そしてピン PLD パターのみである。

これらの変更の中で最も目についたのは、フィナウがキャリアを通じてティショットの飛距離を大いなる武器としている事実を考えると、ドライバーの変更だ。

ハワイで行われた1月の「ザ・セントリー」の段階では、フィナウはまだ2021年に一般向けにリリースされたピン G425 LST ドライバーを使用していた。

しかし、このオフシーズンに更に体力をつけたと述べているフィナウは、「ザ・アメリカンエキスプレス」では既にアップグレードの準備ができていた。彼は新たにつけた体力を活かして飛距離を最大化するため、より低スピンのドライバーを必要としていたのである。

「オフシーズンに良いトレーニングを積んだので、力が増したんだ」と、フィナウは20日(火)の記者会見で述べた。

「ザ・アメリカンエキスプレス」の際、パームデザートでピンのツアーレップ、ケントン・オーテスと試打に取り組んだフィナウは、よりスピン量の軽減したヘッドとなっているより新しいピンG430 LSTモデルへ乗り換える決断を下した。また、2人はそれまで使用していたG425 LSTと比べ、G430 LSTドライバーのロフトを0.25度立てることにした。従って、彼は現在、ロフト角6.25度のドライバーでプレーしているのである。

オーテスによると、全体として、フィナウはドライバーのスピン量を250 rpmほど減らしたとのこと。

ドライバーのフィッティングとなると、特にフィナウのような高速ヘッドスピードの持ち主の場合、わずか0.25度がパフォーマンスに莫大な違いをもたらすので、ディテールを正しく合わせることが重要となる。

2024年に入り、これまでのところフィナウはストロークゲインド:オフ・ザ・ティ(ティショットのスコアへの貢献度)で17位にランクインしている。2022-23年シーズンは同ランク44位だったことを鑑みると、ドライバー変更は奏功していると言えそうだ。

また、今回のドライバー変更は、フィナウがビダンタではドライバーを存分に振ることができると述べていることから、かなり良いタイミングでもあった。

「このゴルフコースはバーディがたくさん出るし、いくつかのホールはヒッティングエリア(ドライバーの狙い所)に関してはかなり寛大なので、僕はここでは幾分自由にドライバーを振ることができるんだ。僕は、ハードに打つことができるこのタイプのゴルフコースでプレーするのが大好きなんだ。今週を皮切りに、好調の波が続くような気がしているんだ」とフィナウは火曜に述べた。

フィナウの今週の使用ギア一覧は以下の通り。

ドライバー:ピン G430 LST(6.25度)

シャフト:三菱ケミカル ディアマナ D+リミテッド(重さ70g台、硬さTX)

フェアウェイウッド:キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンドT(3番14度)

シャフト:三菱ケミカル ディアマナ D+リミテッド(重さ80g台、硬さTX)

アイアン:ナイキ ヴェイパーフライ プロ(3番)、ピン ブループリントS(4番〜PW)

シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DIハイブリッド 105X(3番)、日本シャフト N.S.プロ モーダス3 120TX

ウェッジ:ピン s159(50度)、ピン グライド4.0(56度)、ゲイブゴルフ6109 ザ・サージョン(61度)

シャフト:日本シャフト N.S.プロ モーダス3 システム3 125(硬さTX)

パター:ピン PLD アンサー2D プロトタイプ

ボール:タイトリスト プロV1 レフトドット

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)