◇欧州ツアー◇ヒーローインディアンオープン 最終日(31日)◇DLF G&CC(インド)◇7416yd(パー72)

4打リードの単独首位からスタートした中島啓太が5バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」で回り、後続に4打差をつける通算17アンダーでDPワールドツアー(欧州ツアー)初優勝を飾った。国内外ツアーを通じ自身初めて4日間首位を守り切る “完全優勝”を果たし、ルーキーシーズン自身6試合目で初タイトルを手にした。

日本勢の欧州ツアー制覇は今年2月に星野陸也が「コマーシャルバンク カタールマスターズ」を制して以来となり、青木功、松山英樹、久常涼、星野に次いで史上5人目。通算11試合目での優勝は最短となる。

グリーンサイドでのインタビューで「素晴らしい気分です」と喜びに浸った中島。「バックナインは緊張して思うようなゴルフはできなかったが、納得のショットをいくつか打つことができた」と振り返った。

中島は前半アウトで3つ伸ばしてリードを8打に広げ、独走状態でサンデーバックナインへ。後続の停滞もあり、一時は最大9打差に広げた。14番でダブルボギーをたたいたほか、上り3ホールで連続ボギーを喫するなど終盤にスコアを落としたが、それまでの貯金を生かして差を詰められることなくゴールテープを切った。

埼玉県出身の23歳。日体大在学時にアマチュア世界ランキング1位に立つなど輝かしいキャリアを経て、2022年に鳴り物入りでプロ転向した。翌23年に日本ツアー年間3勝を挙げて賞金王を戴冠した。同年12月、かねて目標とする米国男子ツアー(PGAツアー)参戦に向けて挑戦した最終予選会を通過できず。今季は日本ツアー賞金王の資格で得た欧州ツアーを主戦場に移し、年間ポイントレース上位10人(有資格者を除く)に付与される来季米ツアー出場権の獲得を目指す。

川村昌弘は1バーディ、3ボギーの「74」とスコアを落とし、通算2オーバーの57位だった。

【日本勢の欧州ツアー優勝者】

・青木功 1983年「パナソニック欧州オープン」

・松山英樹 2016年「WGC HSBCチャンピオンズ」、17年「WGC ブリヂストン招待」、21年「マスターズ」

・久常涼 2023年「カズーオープンdeフランス」

・星野陸也 2024年「コマーシャルバンク カタールマスターズ」