世界ランキング2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)が、謎に包まれた新しい4番アイアンに乗り換えようとしている。彼の言うところによると、この新クラブは、これまで使用していた4番アイアンとボール初速は同じながら、より高弾道になったとのこと。彼はこのクラブを今週開催の「バレロテキサスオープン」の第1ラウンドから実戦投入する予定にしている。

最近、ラスベガスにて伝説的なスイングコーチであるブッチ・ハーモンと共に取り組んだマキロイは、そのついでに南カリフォルニアにあるテーラーメイドのフィッティング施設“ザ・キングダム”を訪れ、いくつかの新しいプロトタイプアイアンを試打した。

現在、PGAツアーにおいて200yd以上のアプローチショット(グリーンを狙ったショット)で29位にランクインしているマキロイは、そこで目にしたものを気に入ったようだ。というのも、彼は来週の「マスターズ」を見据えるなか、「バレロ―」で新しい“プロト”4番アイアンを使おうとしているのである。

GolfWRX.comは当初、水曜にTPCサンアントニオにてマキロイがそのクラブを使用しているところを目撃した。彼はその前日にオーガスタナショナルを下見した上で、今大会の会場へとやって来たのである。

テーラーメイドはこの新しい“プロト”クラブについてまだコメントを出していないが、これは2017年に一般発売されて以降、長いことマキロイのバッグに収まって来た「P760と入れ替わることとなる。マキロイはこれまで、アイアンセットの一番上の番手としてP760の4番アイアンを使用し、5番からPWにかけてはテーラーメイド“Rorsプロト”ブレードアイアンを使用してきた。

マキロイにとって、新しい4番アイアンの感触はこれまで使用していたP760よりも、セットで使用する“Rorsプロト”に近いようだ。

マキロイは「バレロ―」での水曜に、「これはとても良いパフォーマンスを見せたんだ。これは僕の使っていたP760と同じ速さ(ボール初速)なんだ。実は、こっちは少し弾道が高いのだけど、それは驚きだったね。それに、ブレードの5番アイアンで打って、それから760の4番アイアンで打つと、かなり打感に違いがあったんだ。それが今は、5番アイアンの次に(新しい)4番アイアンを打つと、5番アイアンの打感に少し近くなったんだ」と述べた。

彼は続けて、「少しばかり敏感に反応する感じと言うわけだね。それでいて、パフォーマンスが落ちた部分はないので最高だね。そうだね、これは今週、バッグに入ることになるね」と述べた。

この“プロト”クラブが一般向けにリリースされるのか、そしてその場合、どのような名称になるのかは、未だ判明していない。何れにせよ、マキロイはTPCサンアントニオにて、GOサインを出すのである。

水曜に練習レンジで見たトラックマンのデータによると、マキロイは新しい4番アイアンで250ヤード超を打っており、打球初速は時速155マイル(約69.29m/s)となっている。その上、新しい4番アイアンはこれまでより弾道が高くなっているので、硬くて速いグリーンに止める力が極めて重要となるオーガスタナショナルでは、かなり役立つことだろう。

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)