◇海外女子メジャー◇全米女子オープン◇トランプナショナルGCベドミンスター(ニュージャージー州)◇6687yd(パー72)

米国の現職大統領が「全米女子オープン」を観戦に訪れたのは初めてのこと。ドナルド・トランプ大統領は、2日目から最終日までの3日間、会場のトランプナショナルGCベドミンスターに顔を見せた。

男子の「全米オープン」に現職大統領が訪れたことは2回ある。1921年のウォレン・ハーディングと1997年のビル・クリントンだ。

トランプ大統領は、15番グリーンと16番ティ、18番グリーンを見下ろせるスカイボックスと呼ばれる特別室で試合を観戦した。室内にはテレビモニターがあり、多くの時間をテレビ観戦や関係者との談話に割いたが、ときおり窓際に来て直接試合を観戦した。窓際に大統領を見つけると、一部のギャラリーたちから歓声が上がった。

トランプ大統領と直接会話をした選手たちもいた。報道によれば、クリスティ・カー、ポーラ・クリーマー、サンドラ・ガル(ドイツ)、スーザン・ペターセン(ノルウェー)、レキシー・トンプソン、そして15歳のアマチュア、レイチェル・ヘックがスカイボックスに招待された。だが、各選手たちは大統領との面会について詳細を語ることはしなかった。

フォロワー数3400万人に迫るトランプ大統領は、大会期間「全米女子オープン」に関するツイートを8回行った。

トランプ大統領が訪れた2日目から、会場のセキュリティは強化された。ギャラリーは駐車場からの送迎バスを途中で一旦下ろされて、持ち物検査や金属探知機を通り、その間に警察犬がバスの車内を探索した。大きな混乱は起きなかったが、会場の入り口ゲート近くでは、大統領に対する批判からか、時折大きなクラクションを鳴らしながら通り過ぎる車もあった。

最終日まで会場に残ったことで、表彰式に出席するという噂も出た。だが、トランプ大統領本人ではなく、息子のエリック・トランプ氏が出席。トランプ大統領は、優勝したパク・ソンヒョン(韓国)を祝福するツイートで大会を締めくくった。(ニュージャージー州ベドミンスター/今岡涼太)