◇国内女子◇センチュリー21レディス 初日(21日)◇瀬田ゴルフコース 西コース(滋賀県)◇6567yd(パー72)

「全米女子オープン」覇者から受けた刺激も大きな活力だ。2シーズンぶりのタイトルを狙う成田美寿々が5バーディ、ノーボギーにまとめ、5アンダー「67」をマーク。2016年9月「マンシングウェアレディース東海クラシック」以来となる首位タイ発進を決め、「絶好調ではないときに5アンダーを出せたのは自信になる」と笑顔を向けた。

最高の滑り出しを見せた成田のモチベーションは目下、海の向こうにあった。前週ツアー初優勝をメジャーで決めたパク・ソンヒョン(韓国)は、1つ年下の韓国人選手。15年の4大ツアー対抗戦「ザ・クイーンズ」で初めて顔を合わせ、実力の高さや、醸しだすアスリートの空気感に「こいつ、カッコいいな」と目を奪われたという。

自身のツイッターにも『パク・ソンヒョンが勝った。わたしが好きなパク・ソンヒョン。好きなだけ。憧れたら勝てなくなるから。よし。やるぞ。』と書き込むなど、気力を充てんして今週へ乗り込んだ。

本調子ではないながら、この日のプレーへの評価は上々だ。今季65%後半のパーオン率の向上を図り、2週間ほど前からグリーンに乗せることを優先するマネジメントに徹している。「成田美寿々は面白くないな、と聞こえるかもしれないけど・・・」と前置きした上で、「大きいサイド(グリーンの広いサイド)から回しているので、曲がればピンに寄るし、曲がらなかったら(グリーンの)真ん中という感じ。ミスしたときに真ん中に行くイメージ」と説明。本来の攻撃的なスタイルを生かしつつ、リスクを減らすマネジメントを確立しつつある。

後半11番からはバーディが途絶え、「ずっと耐えていた」という中で迎えた16番では、ピン奥から13mをねじ込み5つ目のバーディをもぎとった。「グリーンに乗せればチャンスは来る。3日間、こういうプレーを貫くことだけを考えてプレーしたい」と自らに言い聞かせ、残りのラウンドを見据えた。(滋賀県大津市/塚田達也)