◇海外メジャー◇全英オープン 2日目(21日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7156yd(パー70)

「一日の中に四季がある」と言われる英国のリンクスコース。午後3時10分にスタートした松山英樹の第2ラウンドは、雨が降ったりやんだり、風が吹いたり止まったり…。強い雨のため10分程の中断を挟むなど、長く厳しい1日を2オーバー「72」で締めくくった松山は、同組のブルックス・ケプカと笑顔で健闘をたたえ合った。

「しんどかったです。みんなもしんどかったんじゃないですかね」。この日、アンダーパーで回った選手はわずかに8人。「(雨も風も)どっちもしんどい」というコンディションだったが、唯一の救いは、そこまで気温が下がらなかったことだ。

序盤、6番でボギーを先行。だが、7番(パー3)は「(風が)分からないまま打ったら、たまたまついた」と、1mにつけてすぐにバーディを取り返した。続く8番は風が穏やかになった隙を突いて連続バーディ。だが、9番グリーン上で激しい雨のために中断を告げるホーンが鳴った。

わずか10分ほどの中断だったが、折り返した後半から流れが変わった。10番、11番とティショットが右に滑って連続ボギー。向かい風の中で、この日の難度1位の13番(499yd/パー4:平均スコアは4.705!)でもボギーが続いた。

だが、「きのうよりは良くなっている」というパットが冴えた。14番(パー3)で下から4m、16番では8mのバーディパットを沈めて、進藤大典キャディとグータッチ。2日間のバーディ数8個は、フィールドで3番目の多さを誇る(1位はバッバ・ワトソンの10個)。

長い1日はまだ続く。「そのまま終わりたかったけど…」という終盤にもう一波乱。17番(パー5)では、ファーストカットから3Iで打った球を「ちょっと引っ掛かった」と左ブッシュに打ち込んで、3打目は目の前に出しただけ。4打目をグリーン奧にこぼして5オン2パットのダブルボギーとした。

それでも、流れの悪い中で右ラフ、グリーン手前のバンカーと渡り歩いた18番で、最後にきっちり1.5mを沈めてパーセーブ。「あれをボギーにしていると、だいぶ気持ち的にも落ち込んであすを迎えるところだった」と、表情を明るくした。

首位とは6打差の10位タイで週末へ駒を進める。「悪い位置じゃない」と松山は言う。「天気次第だけど、トップの6アンダーはなかなか落ちてこないと思う。しっかりと(3日目は)5アンダーくらいを目指したい」と、やるべきことは明確だ。クラレットジャグは自らの手でつかみにいく。(英国サウスポート/今岡涼太)