◇国内男子◇ダンロップ・スリクソン福島オープン 2日目(28日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6961yd(パー72)

イングランド・ロイヤルバークデールで行われた前週の「全英オープン」で、ジョーダン・スピースはメジャー通算3勝目を遂げた。最終日前半の悪い流れを一変させたのが13番、アンプレヤブルの処置で第3打を練習場から放った後のナイスボギー。その瞬間、キャディのマイケル・グレラー氏から「いまこの瞬間、流れが変わったぞ」と鼓舞され、圧巻のフィニッシュにつなげた。

フィールドは違えど、44歳の宮本勝昌にとっても大いにうなずける話だった。「福島オープン」2日目の前半イン。6アンダーからスタートし、15番でボギーが先行すると、予選カットラインが気になり「すごくドキドキした」。17番(パー3)で3mのチャンスを逃して、がっかりのパー。ただその直後、18番(パー5)で同じ3mを沈めてバーディを決め、折り返し後の2番(パー3)まで3連続として浮上した。

「18番で流れを変えられたのは事実。スピースのことを思いましたね」と宮本。「悪い流れを慌てて止めようとすると、逆に空回りすることがある。そういうときこそ、やるべきことをやって、チャンスをものにしていくと、良い方向に流れが加速する」。上位陣がバーディ合戦を繰り広げていることを知りつつ、好機を逸しても焦らなかったことが、この日の“勝因”だった。

「テクニカルではないところでの勝負。『ベテランならでは』で、まとめられる」と笑い、首位と3打差の通算10アンダー、3位タイで迎える週末に気勢を上げた。(福島県西郷村/桂川洋一)