◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 初日(3日)◇キングスバーンズGL(スコットランド)◇6697yd(パー72)

今年限りの引退を表明した宮里藍にとって最後の「全英」が開幕した。リンクスらしからぬ晴天微風に恵まれた初日を午前組でスタート。前半は重いグリーンの距離感に悩まされるなど伸び悩み、2バーディ、2ボギーのイーブンパーとした。

ホールアウト時点で60位前後のポジション。「天気が良かったのでもっと伸ばしたかった」とスコアへの不満を漏らしたが、フェアウェイを1ホールしか外さなかったティショットのライン出しには及第点をつけた。セカンド以降の精度に難を唱えながらも、グリーンを外したのは3ホールのみ。それだけに、34パットを叩いたグリーン上が口惜しい。

その中でも、宮里の真骨頂ともいえる粘り強さが光った。ともにパー3でグリーンを外した7番(パー3)、12番のボギーの直後、いずれもバーディを奪い返す2回のバウンスバック。8番(パー5)では3打目をピン手前30cm、13番ではフェアウェイから約120ydの2打目を50cmに絡め、「いいバウンスバックだったし、そこは評価できるところ」とうなずいた。

父の優さんが2日前のプロアマ戦を観戦中に体調を崩して倒れ、今は病院で検査入院中。母の豊子さんはきょうも病院で付き添っている。集中力を保つには難しい状況ではあるが、「そうですね。でも、やるべきことは一つだし、自分ができることを1つ1つやっていくしかない。比較的うまく行ったと思う」と気丈に話した。(スコットランド・セントアンドリュース/塚田達也)