◇海外メジャー◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(8日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7600yd(パー71)

メジャー大会の公式会見に出場選手ふたりが同時に出席するのは珍しい。開幕2日前の8日(火)、インタビュールームで並んで登壇したのはフィル・ミケルソンとアーニー・エルス(南アフリカ)。両選手は今大会でともにメジャー出場100試合目を迎える。

1990年の「全米オープン」からメジャーのキャリアを開始したミケルソンは、2004年の「マスターズ」からメジャー通算5勝。一方のエルスは1989年の「全英オープン」に初出場し、ここまでメジャー通算4勝をマークした。

ともに46歳のふたりは1984年、ジュニア時代にカリフォルニア州サンディエゴで行われた「世界ジュニア」で一緒にプレーしたことがあるという。ミケルソンは「最終ラウンドのことをよく覚えている。(エルスは)パー5の3番ホールで20、30yd手前からウェッジでスピンを効かせてピンそば1mに寄せた。14歳であんなショットを打つ選手は初めて見たから、彼はきっと良い選手になると思ったんだ」と当時を振り返った。

ミケルソンはこの会見で、長らくツアーを一緒に引っ張ってきたタイガー・ウッズについても言及。「タイガーがいなければ、ここまで何かを成し遂げようとは思わなかっただろう」と話した。「彼が僕たちを一生懸命プレーさせ、トレーニングをゴルフにおいても重要なものにして、僕らをジムに向かわせた。結果的に僕もトレーナーの指導でここ14年、体を鍛え、キャリアを伸ばすことができた。その点で彼の影響力は大きかった」という。

エルスも「僕は何度もタイガーに負けて2位になった。個人的には(ウッズがいなければ)もっとメジャーで勝てたと思うが、フィルが言うように、彼は特別な存在。ゴルフを変えたんだ」と笑顔で同調し、現在戦列を離れているウッズに感謝した。

日本勢のメジャー最多出場は尾崎将司の49回。今大会で21回目となる松山英樹は、予選ラウンドでイアン・ポールター(イングランド)、そしてエルスと同組でプレーする。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)