◇海外メジャー◇全米プロゴルフ選手権 3日目(12日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7600yd(パー71)

5オーバーの70位タイ、カットライン上で予選を通過した小平智が7バーディ、3ボギーの「67」で回り、通算1オーバーの18位タイに急浮上した。前週「WGCブリヂストン招待」からの2連戦で熱望していた初の60台はJ.B.ホームズと並ぶメジャーのムービングデーのベストスコアとなった。

前日までに予選36ホールを終えていた小平は、日没順延となった2日目の残り選手の結果を待つため午前中にコース入り。他選手の動向で予選落ちの可能性もあったが、決勝に進む上位70位タイまでのボーダー上で、6月「全米オープン」以来のメジャーの週末を迎えた。12日が誕生日の母・裕子さんから届いた「神様のプレゼントがあるんじゃない」というメッセージ通りの吉報。そして、ただプレーするだけでは終わらなかった。

前半5番までに2バーディ、2ボギーと出入りの激しい序盤を乗り越え、8番で3m弱を沈めてバーディ。後半は10mのロングパットを決めたのをきっかけにスコアを3つ伸ばした。「前半もったいないところがあったけれど、後半はきわどいパットが入ってリズムが作れた。きのうとは逆の流れ」。失うものはない。厳しい場所に切られたピンも、「積極的に攻められたのがよかった」と納得した。

前週からジョン・ラーム(スペイン)、フィル・ミケルソンらビッグネームと同組でプレーし、この日はアダム・スコット(オーストラリア)と一緒にラウンド。「ミケルソンもスコットもミスをした後がうまい」と話したが、「距離があってタイトなピンポジションでの60台は自信になる。あしたも60台を続けて出したい」と大きな手ごたえを得た様子だった。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)