◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前情報(15日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎) ◇7027yd(パー71)

ちょっとだけ日本語がしゃべれるし、理解もできる。祖父母が東京・渋谷に住んでいたというザンダー・シャウフェレは、「日本に来たのは6、7回目。文化、食事も大好きだし、親しみがある」と、柔和な笑顔でうなずいた。

2016年に下部ウェブドットコムツアーに初参戦して、翌シーズンのPGAツアー出場権を獲得。すると「ザ・グリーンブライアークラシック」(7月)での初優勝を含む2勝を挙げて新人王に輝いた。プレーオフシリーズ最終戦の「ツアー選手権byコカ・コーラ」(9月)を制したことも記憶に新しい。

伸び盛りの24歳は、豊かなアスリート家系の血も引いている。フランス人とドイツ人のハーフである父・ステファンさんは、10種競技でオリンピック出場を目指していたが、交通事故に見舞われて左目を失明し夢を断念。曾祖父はサッカー選手としてオーストリア、ボヘミア(現在のチェコの一部)、フランスのナショナルタイトルを獲得した。ザンダー本人も、子供の頃はサッカーをプレーしていたという。

現在はコーチとして息子の指導をする父・ステファンさんは、「彼は団体競技よりも個人競技が向いている。自分で自分の結果の責任を取りたいタイプだから」と、ゴルフを選んだ経緯を教えてくれた。プロデビュー戦は2年前の国内ツアー「ISPSハンダグローバルカップ」(120位)で、母親は日本育ちの台湾人と日本との縁も深い。

昨年大会の覇者でもあるブルックス・ケプカは6月の「全米オープン」を制覇しており、来年へ勢いづくには宮崎が格好の場となりそう。先物買いが好きな人は大バケするかもしれないザンダー・シャウフェレを要チェックだ。(宮崎県宮崎市/今岡涼太)