4月の海外メジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)に初出場する宮里優作が5日、マスターズ委員会からの招待状が沖縄の実家に届いたことを明かした。本戦には自身の家族、両親、そして現役引退した妹の宮里藍さんを招くプランも披露した。

沖縄の宮里家に待望の知らせが届いたのは4日午前。優作のもとにはスマートフォンで撮影された写真が送られてきた。父・優さんをオーガスタに連れていくという約束を果たせる時が来た。「お互い(招待状が)届くまでは一喜一憂せずに…と言っていたが、両親は泣いて喜んでいた。声にならない声でしゃべっていて…」。藍さんも「本当に自分のことのように喜んでくれました」という。

「マスターズ」では毎年、開幕前日に隣接する9ホールのパー3コースで、恒例のパー3コンテストが行われる。出場選手の家族や友人がキャディを務めたり、実際にショットを放ったりと和やかな雰囲気に包まれるが、宮里もファミリーで楽しみたい意向。「親父にはパー3コンテストに出てほしい。もうボールを打ち始めたらしく…」と笑い、藍さんについても「キャディではなくとも、うちの子どもたちと手をつないで歩いてもらいたい。決定ではないですけど、スケジュールを調整してくれるはず」と期待を寄せた。

宮里は昨年12月の国内ツアー最終戦「日本シリーズJTカップ」でシーズン4勝目を挙げ、逆転で初の賞金王のタイトルを獲得。2週後、世界ランキング58位で迎えたアジアンツアー「インドネシアマスターズ」で4位に入り、年末のランクをボーダーラインとなる50位に上げてマスターズの出場権を手に入れた。

当初はマスターズ前週の世界ランク50位入りを目指し、年明けの連戦を組んでいたが、オーガスタ行きが決まってもそのスケジュールを貫く。次週の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」から、アジアンツアーを兼ねた日本ツアー「SMBCシンガポールオープン」、「レオパレス21ミャンマーオープン」に出場。さらに翌週から欧州ツアーの「メイバンク選手権」、「ISPS HANDA ワールドスーパー6パース」と、5カ国5連戦に臨む。沖縄から名古屋の自宅に送られた招待状と対面できるのは、そのあとだ。

出場権を持つ3月「WGCメキシコ選手権」のほか、米ツアー各大会の推薦出場のチャンスもうかがいながら、さらなるステップアップを狙う。「出られる試合には全部出ようと思う。ワールドランキング50位に入ったことで、いろんな世界が広がった。少しだけ門が開いたところを、こじ開けていきたいと思う」。2年の任期をまっとうした選手会長職は石川遼にバトンタッチ。大役を終えて、世界へ飛び出す。(編集部・桂川洋一)